・・・2次試験筆記だめでした
でも!並行して受験した養成課程合格しました!
というお声が、直接またはメール等でお知らせがあり、私も自分のことのように喜んでおります。
おはようございます!中小企業診断士のグレート☆セバスチャンと申します。私のプロフィールは、こちらへ。
今回は簡単に今後の準備などについて、お伝えします。
合格発表
今回の合格者数は96名!募集80名に対し、16名多い結果となりました。
昔は定員割れという状況もあったらしいのですが、近年では養成課程の魅力も伝わり、受験者数が増加していることに起因しています。
グループ構成が8名のユニットで動くことが多いので、おそらくこの96名というのが現状では受け入れることのできる最大の数だと考えられます。
96名÷8名≒12班
うち、6班ずつでクラスを分けるのが、春・秋の特徴となりそうです。
なお、秋・冬のクラスは40名で最大48名になることが予測されますね。
準備期間
これから約2カ月間、入学までに準備期間があります。しっかりと復習をしておくことが重要です。
経営全般の復習
試験辛かったなぁ。もう教科書見たくないよ!
養成課程で復習するからいいんじゃない?
お気持ちは察します。その一方で重要なお知らせがあります。養成課程期間は1次試験の復習は一切しないということです。つまり、養成課程入学の知識量によって、実践で使いこなせるかに差が生まれます。
そこで以下の教科について、しっかり復習をしておくことをおすすめします。
企業経営理論 | 優先度・高 |
財務会計 | 優先度・中 |
運営管理 | 優先度・中 |
その他の科目 | 優先度・低 |
確かにそうだけど、効率的な方法ありませんか?
という方には、以下の方法をおすすめします。
フレームワークを中心に習得しておく。
いくつか良書がありますが、今回はこの本をおすすめします。古本屋にもあるので、気になる方はさがしてみてください。
研修では多くのフレームワークを活用することで、視覚的にも、被支援者に伝わりやすい報告書となります。養成課程期間中にストレスなく、報告書までを形にするには、多くのフレームワークの前提知識を持っておくことが重要です。
なお、他の受講生と差をつけたいのなら、これらの学んだ知識の図を、インターネット上から、事前にファイルにダウンロードしておくことです。事前に準備しておくことで、作業時間が減り、より戦略を考える時間を設けることができます。
財務会計の復習
財務会計の復習は重要です。財務諸表はあくまで結果ですが、現状を把握し、仮説を立てるために非常に重要な知識となります。
でも、全部復習するのはつらいよ!
ここで活用して欲しいのが、中小企業診断士2次試験の教材です。残念ながら、筆記で不合格であった人たちも、その努力は報われます。主に着目して欲しい分野は以下です。
- 経営分析
- キャッシュフロー計算
- 投資効果
これらの知識は必須です。なお、養成課程には多くの金融機関出身の受講生が優秀なフォーマットを持っていますので、いちいち計算する必要はありません。
その一方で、その数値の算出根拠や活用方法を知っておかなければ、現場の現状に気づきにくくなります。例えば、決算書上で他社の在庫回転率と比較し、低かったとします。現場に行って、在庫を調べるアクションを起こします。しかし、その知識がなければ、そもそもアクションが起こせません。
その他、キャッシュフロー上の不具合が営業CFか、投資CFか、財務CFか、など意味をしっておかなければアプローチの仕方があいまいになるでしょう。設備投資で生産性アップを考えるなら、どれくらいで投資回収できるかの定量的な提案も必須です。
テキストは年度は関係ありません。古いもので大丈夫です。この教材は上記の分野ごとに完全に分かれていますので、復習が非常にしやすいです。難問は解かずに、基本的な内容のみ復習をすることをおすすめします。
運営管理の知識
ここの提案力については、流通経験や製造経験をもつ受講生は大変有利です。実習に臨んだ際の悩みの多くが、素晴らしい戦略を策定したとしても、「じゃぁ、現場で実際何をどうするの?」という知識がないことです。
そして、養成課程は支援機関や行政機関、金融機関の割合が多いため、戦略に長けていても、戦術が弱い報告書が出来上がることが課題と言えます。
でも、実際に現場経験ないし、そこまでは誰でも提案できないのでは?
それは一理あります。その一方で、流通業はカバーができやすい。なぜなら、普段から皆さんもスーパーやコンビニなどで買い物をしているためです。この準備期間内で、今まで何気に購入していたコンビニのレイアウトがどこでも一緒なのか、など考察をしておくことが重要です。
製造業については、中身がなかなか見えないので、素直に知識だけを復習し、実習期間で集中して学ぶことをおすすめします。もし班員に製造業出身者がいれば、ラッキーですね。
ここの知識については良書というより、実務経験ですので、もし現在の職業で現場を見る機械のある方は意識的に、現場を見に行くことをおすすめします。
パソコン操作の復習
養成課程では、いかに報告書を早く作成できるかが、体調管理にもつながります。
パソコン操作については、現代社会で働いている人であれば基本的に問題ありません。ポイントはそこではなく、報告書をいかに的確に早く作成できるかです。
記事に詳細を記載しているので、準備期間の参考にしてください。
ファシリテーション知識の習得
え?そんな勉強、中小企業診断士試験になかったよ!
おっしゃるとおりです。しかし、中小企業診断士養成課程の醍醐味。筆記試験では身に着けることができない技術。それが【ファシリテーション能力】です。
中小企業診断士の能力としても、非常に実務的で重要なファクターを、学べるには、自分がファシリテーターになるための、前準備が必要です。
ここについては、この記事を何回も読んで頂くことで、必ず養成課程で活躍できる力となりますので、ご参考にしてください。
大学生活
養成課程の内容も不安だけど、半年間の寮生活はもっと不安だなぁ
そうなんです。養成課程の研修そのものに目がいっていると、生活面でのストレスで、途中で辞めるなんてことも!
違う環境で、いろいろな性格の受講生たちと共同で生活することは、一生の仲間ができる一方で、当然合う合わない人も出てきます。ストレスを上手くカバーしながら、常にパフォーマンスを出し続けることが非常に重要です。
当時の生活について、記事にしていますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
改めてですが、第41期の受講生の皆様、本当におめでとうございます!
私たちは、第36期の卒業生です。当時の流通で仲間だった3人と、本ブログを運営しています。これも、養成課程というきっかけで、出会えた貴重な縁です。
現在、塾長である私は支援機関で勤務、他の2人は4月より、本格的にプロのコンサルタントの世界へ転職します。私たちだけでなく、養成課程を通じてたくさんの人たちが、新たな挑戦をしています。
最後に、現在公開されている中小企業大学校東京校の動画を紹介します。
ここで紹介されている企業を支援したグループが私たちです。卒業から、やがて2年が経ちます。これからも、養成課程の仲間たちが増え続けていくことを心強く感じます。
ぜひ、無事にみなさんが卒業できることを願い、最後の締めとします。頑張ってください!
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