中小企業診断士資格取得しても更新研修があるんだぁ・・・
この前、受講したけど、講習会スタイルで何か歯ごたえみたいなのないんだよね
もっと、実践的な研修ってないの?
と、お悩みの方必見!中小企業診断士の私が実際に、実践的な研修をしている理論政策更新研修に参加した感想をまとめました!
- 株式会社実践クオリティシステムズ?
- どんな研修の構成?
- 具体的な内容は?
この記事を読んでいただければ、研修で学んだ知識を実践で使える力が身につくこと間違いなし!
おはようございます!【朝活ブロガー中小企業診断士】のグレート☆セバスチャンです。私のプロフィールは、こちらへ。
それでは、さっそくいってみましょう!
株式会社実践クオリティシステムズ?
理論政策更新研修って、全部いっしょじゃないの?
おそらくほとんどの方がまずは【中小企業診断協会】の理論政策更新研修を受講するはずです。また、もしかしたら他に研修先がないと思っている中小企業診断士の方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、理論政策更新研修先は複数あるんです。その1つが今回参加した【株式会社実践クオリティシステムズ】の研修になります。
ここでの研修の特徴は【コンサルティングスキルを高める参加型研修】という特徴があります。グループを作って、事業者に対して提案を行う実践型の研修です。しかも実在する企業とのこと。これはおもしろそう!
※株式会社実践クオリティシステムズホームページより
申込みは、かなり前からできるようです。また特徴的なことは募集定員が少ないことです。御茶ノ水では12名、神田なら8名となっています。これなら、中小企業診断士同士の交流も図れそうですね。
実施地域はこんな感じです。
東京以外は開催回数が少ないので事前の確認が必要です。
それでは、ちょうどいいので私が実際に申込みをしていきます。12月16日(土)を選択。
まずは申込みフォームの登録。
テキストは事前にもらえるみたいなので、事前受け取りにしました。支払いはクレジットカード払いが楽ですね。登録が完了したら、メールの送信。
次の日には担当者より返信がありました。あとは、お支払いで申し込み完了。中小企業診断士協会の受付と比較して、かなりスピーディでした!
支払いが済むと数日で以下の資料が送られてきました。
東京に住んでいる方はアクセスかなりいいです。ついでに神田明神にも行ってみては?
https://great-sebastian.com/3328/テキストは約50ページくらいです。後半の3時間が気になりますね!
どんな研修の構成?
研修は以下の構成となっているようです。
2部構成になっていて、1時間はいつもの講義です。しかし、注目すべきは第2部。以下の構成になっています。どちらかが研修で開催されます。
- 通常テーマ
- 特別テーマ
◆通常テーマ
【通常テーマ】は実在する中小企業に対して、演習をしていくものということです。
演習課題は以下のような内容となります。
これらの課題解決案について、個人での検討をしたのち、グループで検討するというものです。自分と異なる中小企業診断士の意見が聞けるので、自分の経験と知識になりそうそうですね。
◆特別テーマ
【特別テーマ】は経営支援に必要とされるコーチングの実践演習のようです。
- 講義→意見交換→実践演習
上記の構成であり、中小企業診断士に必要なヒアリング、傾聴能力を学び、その場でアウトプットすることや、ファシリテーション能力の向上など、中小企業診断士としての対話能力を磨き、課題解決に導く手法が学べます。
以前に更新についての記事をまとめましたので、参考にしてください。
具体的な内容は?
まずは参加に合わせて、テキストについて簡単に目をとおすことにしました。最近、残業続きでなかなか手をつけられませんでしたので、くやしい。笑。
第1部 中小企業を取り巻く経営環境
ここの内容については、他の機関と同じ定型的な解説でした。
違いとしては、コンサルタントの講師経験を織り交ぜながら話をしていましたので、現実味はありました。ところどころに演習もありましたので、一方的に聞くのと比べて、眠たくはなりませんでしたが、正直、演習の内容についてはやや唐突感がありましたので戸惑いました。
少し気になったのは、講師の経験から自説も含め話を展開されていたのですが、合間に参加されている方が、講師に教えるような発言がありました。・・・ここはあくまで主観ですが、私も講師で説明する時に話を遮られるのは、とても嫌な気持ちになります。
少人数で意見が届きやすい場とはいえ、講師の考え方も自説の1つですので、否定するような発言は場の空気を乱すので、講師を立ててくれればと個人的に思います。
第2部 経営支援者のための『目的思考』
ここからは、実践クオリティシステムズのオリジナルの講習会になります。
ここからは、引用をしながら、要点をピックアップしていきます。
①目的思考
「目的」と「手段」、それと階層構造(レイヤー)についての話のようです。文字にするとわかりにくく感じますが、【目的】【手段】を、積み重ね、最適解をだしていくイメージのようです。
具体的な内容にすると、わかりいいかもしれません。
部門 | 業務(手段) | 目的 |
経理 | 月次決算書を作る | 会社の数値的な現状を経営者などに知らせる |
営業 | 注文をとる | 顧客に便益(ベネフィット)ととどける |
製造 | ものを作る | ものとしての役立ちを作る |
私は現在補助金の審査や修正を、各商工会の担当者へお話をするのですが、意外にこの「目的」と「手段」が分かってない報告書が散見されます。例えば、チラシ作成についても、「チャットGPTの使い方講座」というものです。
何がいけないの?と思われるかもしれませんが、補助金には必ず【テーマ】、つまり目的があります。その目的が例えば、【DX化による業務効率化で生産性向上】であれば、講習会名は、【DX化のための、チャットGPT活用講座】になるでしょう。
- 目的
- 課題
- 戦略
- 戦術
- 効果
これらを意識して、今回の演習に臨むことにします。
具体的な内容については、講師が、この分野のスペシャリストということで、ご自身の経験を混ぜながら解説をされました。
講師がかなりご高齢で、いろいろな経験をされてきたんだなと思う一方で、少し説明が主観的な部分もあったので、肚落ちするのに時間がかかりました。ただ、正直、講師の小ネタが滑りまくっていたのが、逆に面白くて、心の中で爆笑していました。笑。私は嫌いではないです。
②事例研究(演習)
ここからは具体的にチームで演習をしていきます。
人数は4名で、各自の紹介と自説について展開しました。今回はなんと全員が経営者でしたので、ウキウキ。私と近い考えの方もいましたし、まさしく経営者の思いを優先した、経営者視点のお考えもあり刺激になりました。
私が1班でしたが、4班と傾向や考えは近かったと思います。
【演習課題】
事例企業は新たに「セミナー事業」をスタートさせました。
インタビューにおいて社長はこの事業における目的を「仲間を作る」こととしています。
「仲間を作る」という目的の上位にある目的を探り、その上で上位目的・目的に適う事業になるようアドバイスを提示してください。
※本来であれば社長と話し合いながら事業の目的を探ります。研修のため、それは適いませんが、「仲間を作る」という言葉に至った社長の考えを推測し、事業の目的として適切な形で再設定してください。そして、セミナー事業をその目的に適う事業とするためのアドバイスを考えてください。
なお、次の視点が解答の参考になるようでしたら、取り入れてください。
- 視点1:地域による「仲間」の数(または密度)
- 視点2:「仲間」の育成
※実践クオリティシステムズ「2023年度中小企業診断士理論政策更新研修」p.43から引用
以下、私がまとめた内容は発表にいたりませんでしたが、参考にまとめましたので、以下に置きます。
最後に、ご質問をする時に、少し荒れるような場面がありました。なんとなく、手厳しいご質問をされた方のお気持ちを察しましたが、お答えになる方が少し感情的になられていたので、少しヒヤヒヤしました。
でも逆を言えば、このようなやりとりは他の理論研修ではないと思うので少人数だからこその貴重な体験ですね。ありがとうございます。
まとめ
【実践式!】中小企業診断士理論政策更新研修【クオリティシステムズ感想】いかがだったでしょうか?
最後に感想ですが、以下が挙げられます。
- 経営者の参加者が多い
- 受講者と知り合いになれる
- 講習会そのものは、賛否がわかれそう
今回5名の方と名刺交換をしました。これも一期一会です。大人数の研修では、人脈が広がりにくいので、これは本研修の大きなメリットだと感じます。
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それでは、次の記事でお会いしましょう!今回も読んで頂き本当にありがとうございました。