中小企業診断士1次試験って、受験の年で難易度変わるの?
どの科目に力を入れたら良いかわからないよ!
と、お悩みの受験生のみなさん必見!
過去10年ちかくの統計資料をまとめて、分析しました。
- 申込数・受験者数推移
- 性別・年齢別推移
- 地域別・職種別推移
- 科目別の推移
この記事を読めば、来年度の中小企業診断士1次試験の傾向を把握できること間違いなし!
おはようございます!【朝活ブロガー中小企業診断士】のグレート☆セバスチャンです。私のプロフィールは、こちらへ。
今回のvol.11の最後では【中小企業経営・政策】の推移を見ていきます。
それでは、いってみましょう!
中小企業経営・政策の推移

前回に続き、【科目別の推移】について、分析・考察をしていきます。
中小企業経営・政策の合格率推移
7科目目の【中小企業経営・政策】の受験者数はこちらです。

中小企業経営・政策は中小企業診断士において2次試験で直接繋がる科目ではなく暗記3兄弟の1つです。直近3年間では明らかに受験者数が増加しています。

直近では極端に難化する年と、極端に易化する年が乱高下する特徴があります。

2023年度は20.6%と直近では、かなり高い合格率を示しました。

合格率が15%以上を超えた次の年は確実に難化する傾向があります。令和6年度は令和5年度の合格率が高かったため、極端に難化する傾向があります。

中小企業経営・政策は、合格率が10%以下になると極端に受験者数と合格率に差異が生じます。中小企業経営・政策は暗記3兄弟の中でも特に最後の最後まで暗記し続けることで点数が上昇する分野ですが、中小企業白書は毎年内容が異なるため、注意が必要です。
【2024年版】選択肢割合の分析
以前、直前対策で調査しました選択肢割合の分析について、【令和5年度の結果】も反映させましたので、参考にしてください。
選択肢の確率論分析については、あくまで過去問など対策をやりきった先の最後の選択肢で迷った場合の判断材料です。いきなり、記号の確率だけで判断するものではないことを、くれぐれもご承知おきください!
まずは、全体の選択肢の割合です。

中小企業経営・政策は【エ】の選択肢割合が高いことが特徴です。

令和5年度は【ア】と【イ】の選択肢が多く、例年にない動きでしたが、問題が易化したので選択肢統計判断で回答する割合が少なかったと考えられます。

【ア】の選択肢の特徴は、令和3年度・令和4年度が極端に低く、令和5年度が極端に高くなりました。令和6年度は下降すると考えられます。

【イ】の選択肢の特徴は、直近では安定的に選択されています。令和6年度は下降する選択肢割合を推移すると考えられます。

【ウ】の選択肢の特徴は、基本的に平均より高い水準ですが、令和5年度は極端に減少しました。令和6年度は統計的には選択肢割合が上昇する可能性が高いと考えられます。

【エ】の選択肢の特徴は約30%を超えた時に下降する傾向があります。令和6年度は25%以上で推移する可能性が高いと考えられます。

【オ】の選択肢の特徴はほとんどないが、0はないという傾向です。全体の1問~3問程度は解答の中にある傾向があります。
これらの傾向をまとめると以下の令和6年度の予測の確率は以下の可能性が考えられます。
オ〈ア〈イ〈ウ≒エ
繰り返しになりますが、あくまで過去問など対策をやりきった先の最後の選択肢で迷った場合の確率論という判断です。いきなり、記号だけで判断するものではないことを、くれぐれもご承知おきください!
選択肢にも癖があるんだね!
答案作成者の癖があるんだ!
中小企業診断士1次試験で、中小企業経営政策は最も暗記色の濃ゆい科目です。試験の直前のチャイムまでひたすらインプットを繰り返すことで、確実に得点が上がり続けます。ポイントとしては、中小企業経営・政策の勉強は直前期にもってくることです。直前期の2カ月前から1カ月前に徹底的に集中してインプットを繰り返します。とはいえ、職種的に普段から政策に関わっていない方たちは中小企業白書を全部見ることは、同じようなグラフにしか見えませんので、ポイントをうまくまとめてある参考書を選ぶことで、効率的に学習することができます。また、景況のトレンドで何が最も重要視されているのかを把握しておくことも重要です。新型コロナウィルスから原油・原材料等のコスト高が問題になっていることは十分注意しておく必要があります。
情報を制するものは試験を制す

令和6年度の対策
令和6年度については、以下の傾向が考えられます。
難化可能性大。インプット量増加で対策
令和5年度の合格率が高かったため、令和6年度は難化する可能性が高いです。
過去問10年を繰り返す
中小企業白書以外の部分は繰り返し10年分を勉強します。今回は難化した年の問題についても、把握をしておく必要がありますので、2019年と2021年度を一端解いてみて、実力を把握し、対策を検討することがおすすめです。
中小企業白書のまとめはこの教材がおすすめです。【2024年版】が出たら活用したい方はすぐに購入すること。直前期は売り切れて、アマゾンで倍くらいの値段になったり、そもそも在庫切れになりますので要注意です!
まとめ
【2024年最新版】経営情報システム【中小企業診断士1次試験】vol.11いかがだったでしょうか?
今回までで、個別の論点については終了です。最後に【まとめ版】を作成予定です。そこには全体の傾向から、2024年度の予測の総括をしていきます。
1次試験の戦略を立てたい!という方のお役に立てれば幸いです。
この記事を読んで少しでもお役に立った方がいらしゃればTwitterにも登録して頂くと、記事を更新した時にお知らせしますので、今後も「志」ともに、一緒に学んでいけると幸いです。
それでは、次の記事【まとめ】でお会いしましょう!今回も読んで頂き本当にありがとうございました。