中小企業診断士1次試験って、受験の年で難易度変わるの?
どの科目に力を入れたら良いかわからないよ!
と、お悩みの受験生のみなさん必見!
過去10年ちかくの統計資料をまとめて、分析しました。
- 申込数・受験者数推移
- 性別・年齢別推移
- 地域別・職種別推移
- 科目別の推移
この記事を読めば、来年度の中小企業診断士1次試験の傾向を把握できること間違いなし!
おはようございます!【朝活ブロガー中小企業診断士】のグレート☆セバスチャンです。私のプロフィールは、こちらへ。
今回のvol.10では【経営情報システム】の推移を見ていきます。
それでは、いってみましょう!
経営情報システムの推移
前回に続き、【科目別の推移】について、分析・考察をしていきます。
経営情報システムの合格率推移
6科目目の【経営法務】の受験者数はこちらです。
経営情報システムは中小企業診断士において2次試験で直接繋がる科目ではなく暗記3兄弟の1つです。直近3年間では明らかに受験者数が増加しています。
直近では難化傾向であり、厳しい状況が予測されます。
2017年-2020年度はただの暗記問題であり、得点源となりました。ただし、直近3年間では極端に合格率が低下しています。
一方で難化傾向とはいえ、2015-2016年のように極端に低い合格率ではありません。令和6年度は前年が10%程度まで合格率が下降したため易化すると考えられます。
経営情報システムは、受験者数に対して、合格率が一致することがあまりない科目であることが伺えます。2次試験に直結しないこともあることと、専門的な用語が多く出てくるため、得点できるにも関わらず後回しにしている受験生が多いと考えられます。
【2024年版】選択肢割合の分析
以前、直前対策で調査しました選択肢割合の分析について、【令和5年度の結果】も反映させましたので、参考にしてください。
選択肢の確率論分析については、あくまで過去問など対策をやりきった先の最後の選択肢で迷った場合の判断材料です。いきなり、記号の確率だけで判断するものではないことを、くれぐれもご承知おきください!
まずは、全体の選択肢の割合です。
経営情報システムは【イ】の選択肢割合が高いことが特徴です。
令和5年度は3問に1問は【イ】が選択されている状況でした。
【ア】の選択肢の特徴は、直近4年間は低く推移しています。引き続き選択肢割合は低く推移すると考えられます。
【イ】の選択肢の特徴は、平成30年を除けば1/4の確率で安定して選択されています。令和6年度も引き続き安定した選択肢割合を推移すると考えられます。
【ウ】の選択肢の特徴は、20%ジャストで推移する傾向が際立ちます。令和6年度は統計的には選択肢割合が急上昇する可能性が高いと考えられます。
【エ】の選択肢の特徴は30%を超えた時に下降する傾向があります。令和6年度は25%以上で推移する可能性が高いと考えられます。
これらの傾向をまとめると以下の令和6年度の予測の確率は以下の可能性が考えられます。
ア〈イ≒ウ〈エ
繰り返しになりますが、あくまで過去問など対策をやりきった先の最後の選択肢で迷った場合の確率論という判断です。いきなり、記号だけで判断するものではないことを、くれぐれもご承知おきください!
【ウ】は特徴的だね!
並べてみて初めて気づく
中小企業診断士1次試験で、暗記3兄弟といわれている、経営法務・経営情報システム・中小企業経営政策は全科目が難化することは確率的に少ない科目です。つまり、3科目は平等にしっかり試験のチャイムが鳴るまでひたすらインプットを続けることで、点数が上がり続ける傾向が強い科目といえます。これらのインプットが頭に入らない原因は専門用語をただの言葉で理解しているからです。その言葉の意味がわからなければ、インターネットで検索し【イメージ化】することでスッと入っていきます。特に経営情報システムは言葉でなく【絵】で覚えることで格段にインプット量が増えますので、試しに実践してみてください。
文字を見える化して定着化
令和6年度の対策
令和6年度については、以下の傾向が考えられます。
難化傾向。インプット量増加で対策
最近の傾向は難化傾向です。ただし、合格率が高かった年でも、受験者数が多かったことから、もっと得点できる可能性が残されている科目だと考えられます。
過去問10年を繰り返す
繰り返して暗記を定着することが重要です。
とはいえ、聞きなれないIT用語に蕁麻疹がでて、なかなか覚えられない人にはわかりやすく基本的な内容を図で解説しているこの参考書を手元におきながら勉強することをおすすめします。経営情報システム自体は暗記問題です。やればやるほど点数があがるはずです。
まとめ
【2024年最新版】経営情報システム【中小企業診断士1次試験】vol.10いかがだったでしょうか?
1次試験の戦略を立てたい!という方のお役に立てれば幸いです。
この記事を読んで少しでもお役に立った方がいらしゃればTwitterにも登録して頂くと、記事を更新した時にお知らせしますので、今後も「志」ともに、一緒に学んでいけると幸いです。
それでは、次の記事【vol.11】でお会いしましょう!今回も読んで頂き本当にありがとうございました。