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【2024年最新版】職種別推移【中小企業診断士1次試験】vol.4

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中小企業診断士1次試験って、受験の年で難易度変わるの?

どの科目に力を入れたら良いかわからないよ!

と、お悩みの受験生のみなさん必見!

過去10年ちかくの統計資料をまとめて、分析しました。

  • 申込数・受験者数推移
  • 性別・年齢別推移
  • 地域別・職種別推移
  • 科目別の推移

この記事を読めば、来年度の中小企業診断士1次試験の傾向を把握できること間違いなし!

おはようございます!【朝活ブロガー中小企業診断士】のグレート☆セバスチャンです。私のプロフィールは、こちらへ。

今回のvol.4では【職種別】の推移を見ていきます。

それでは、いってみましょう!

職種別の推移

まずは、2013-2023の総合計による割合を下記に示します。

ダントツの構成比1位の職業は【民間企業勤務】の方で全体の約6割です。次が政府系以外の金融機関勤務(民間の銀行)ですが、その他の職種同様、10%未満という結果でした。

つまり、ここから推測されることは、既にスキルとして各分野の能力をもっている社会人の受験生が大半ということです。中小企業診断士を取得した時点で、専門分野がある方が多いことが事実としてうかがえます。

ただしそのほとんどの方にスキルがあるのですが、起業しておらずサラリーマンとして継続しているのかもしれません。また、副業としても活用していないのかもしれません。

まだまだ中小企業診断士の資格は、稼げる力として期待されますよね。

次に職種別の合格率をみていきましょう。

意外に思われるかもしれませんが、経営コンサルタントで独立している方の合格率は他の職業と比較して、かなり低いです。実務上の特殊な能力を持っている方は、別に中小企業診断士の資格がなくても、コンサルタントとして活躍しています。とはいえ、実力もあり、国家資格もある状態がさらに信頼性を上げることも間違いないと考えられます。

税理士・公認会士等の等にはおそらく社会保険労務士や弁護士なども含まれると思います。全体の中で最も合格率が高く推移しているのが、この士業の方たちです。現在保有の資格と中小企業診断士のダブルライセンス以上で相乗効果があることを見越しており、資格取得=年収アップなので、取組みに対する姿勢が違うと言えます。

コンサルタントや士業以外の業種の方も中小企業診断士に一定数チャレンジしています。合格率は高くないものの、中小企業診断士資格を保有することで、現在の仕事の経験を基にした、新事業のコンサル事業が柱としてできあがるので、相性がいいと考えられます。

「どうしたんでしょうか?」と思わずツッコミを入れたくなるほど、決して合格率が高いとはいえません。これはコンサルで独立されている方のデータに近いです。同様に実務の知識があるので、いらないかもしれませんが、国家資格がさらに付与されることで信頼度が増すと思われます。

民間企業にいて受験している方たちの合格率は、まさしく全体の平均値という感じです。社内で意識の高い人間は、現在の仕事を保険としながら、静かに爪を研いでいるのかもしれません。現在の実務と知識が結びつくので、民間のサラリーマン全員に相性が良い資格が中小企業診断士です。

士業の方たちの次に合格率が高く推移しています。主には日本政策金融公庫でしょうか。公庫の方とは職業柄、ご一緒に仕事をする機会が多いですが、頭の切れる方が多く、社会人として一流の方が多いです。この合格率の高さにも納得できます。ただ、起業をする方は少ないかもしれません。

民間の銀行や信用保証協会などがあります。平均よりも高い合格率です。お勤めになっている会社によっては、会社からの命令で中小企業診断士資格の取得を言われているパターンもあります。また、職業柄診断士業務の主に財務分野に元々長けているメリットがあり、中小企業診断士資格との相性が良い反面、現場レベルの実行レベルは民間の企業出身者が詳しい傾向が見られます。

・・・残念ながら合格率が2番目に低い職種になります。私もそうですが、商工会や商工会議所、中央会などの職員がこれにあたります。実務では日々、事業者相手にコンサルをしている経験を持っていますので、本当にもったいない。また、各専門家がどれくらいの報酬をもらっているかも知っていますし、十分な実務経験も有しているはず。将来を見据えて、もっとチャレンジをしてもいいのかもしれません。頑張りましょう!

これは中小機構などがあたります。合格率も比較的高く推移しています。中小機構の職員の方とも交流はありますが、日本のトップクラスの大学出身者が多く、社会的なインテリジェンスも高い人が多い印象です。日々、忙しいのは知っていいますが、彼らのスペックで本気に勉強すればおそらく合格率はもっと高くなると考えられます。独立はおそらくしない人がほとんででしょうか。

公務員の中小企業診断士合格率は2番目から3番目の高い推移です。公務員の方は基本的に土日祝日が休みの機関が多いので、しっかりとした計画を立てることができます。また、場所によっては学習の補助規程などがあり環境として恵まれています。しかし、公務員で独立をするかたは稀かもしれません。また、その後実務で使えるかというと、なかなか機会に巡り合うことが少ないかもしれません。

研究・教育は、主に学校にお勤めの方だと考えられます。平均よりも合格率が低いのが現状です。元々、博士課程などを得てMBAをお持ちの人も多いと思いますが、MBAは出身大学によって評価が分かれるので、国家資格として認められている中小企業診断士も取得することで、よりレアリティの高い人材になると考えられます。

学生の受験生は平均よりも合格率が低い傾向があります。年齢別の説明でも、若い年齢層が合格率が高い訳ではないのが、この中小企業診断士試験の特徴です。逆に言えば、10代から中小企業診断士を目指す人材は相当に意識の高い貴重な人材なのかもしれません。必ず就職ではプラスに働くこと間違いなしです。特に日本人は大学に入ってからは、勉強しない人がほとんどですし。

現在、無職や主婦(夫)の方で本資格を勉強している方の合格率は低くはありません。現在の環境のスキマ時間や、資格を取得することで人生に変化をもたらそうと考えている方にとって、中小企業診断士はおすすめの資格です。必ず次のステップにつながりますし、周りからの見る目が変わります。

全体を通して考えられることは、民間の受験生が大半であり、合格率は全体の平均程度。公務員や政府系金融機関など、個人として独立を考えない傾向の強い機関や会社に勤務する人の合格率が高い。士業はダブルライセンス、トリプルライセンスで直接収入アップにつながるので、最も合格率が高い傾向がある。

そして残念なことは、支援機関の合格率が非常に低い。確かに全国の状況をみても、中小企業診断士の人数が支援機関で多いのは石川県くらいで、他の県では一人もいない地域もあります。支援機関こそ、毎日プロのコンサルが驚くくらいの実務支援をしているので、中小企業診断士資格との相性がいいはずです。

モモ

社内で資格取得のメリットは?

セバスちゃん

出世のために必須の会社もある!

columb【2種類の人間】

世の中には2種類の人間がいる。そう!【中小企業診断士か中小企業診断士でないか】です。笑。よくSNSなどで盛り上がる議論として、「中小企業診断士を取得しても、他の士業と異なり独占業務がないから、意味がない」という言葉が見られます。しかし、実際に取得した人たちは感じているはずです。中小企業診断士と名刺に記載されているだけで、周りからの見る目が全然変わったことを。つまり【持っているか、持っていないかだけで問答無用に評価される】んです。ただし、仮に独立を考えている方は、中小企業診断士をどのクライアントに対しても、診断と助言ができる能力が必要です。中小企業診断士に対して、後ろ向きな発言が出る理由の1つは、ストレートにいうと、専門家で呼んだけど、全然課題解決につながっておらず、【ポンコツ認定】される診断士が一定存在するからです。中小企業診断士を取得した後に、知識と経験を定着させることが重要であり、【合格がゴールになってないか?】を自分自身を俯瞰してみることが重要です。

神のお告げ

資格取得は、始まりにすぎない

まとめ

【2024年最新版】地域別推移【中小企業診断士1次試験】vol.4いかがだったでしょうか?

1次試験の戦略を立てたい!という方のお役に立てれば幸いです。

この記事を読んで少しでもお役に立った方がいらしゃればTwitterにも登録して頂くと、記事を更新した時にお知らせしますので、今後も「志」ともに、一緒に学んでいけると幸いです。

それでは、次の記事【vol.5】でお会いしましょう!いよいよ、来週からはメインの科目ごとの分析に入ります。ご期待ください。今回も読んで頂き本当にありがとうございました。

【2024年最新版】経済学・経済政策【中小企業診断士1次試験】vol.5 中小企業診断士1次試験って、受験の年で難易度変わるの? どの科目に力を入れたら良いかわからないよ! と、お悩みの受験生のみ...
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グレート☆セバスチャン
Great Sbastian School 学長 グレート☆セバスチャン 支援機関勤務の経営指導員 店内製造のあるコンビニのスーパーバイザーとして10年勤務経験 専門分野(店舗管理/店内製造/衛生管理/管理会計/景況調査/補助金審査) 資格 中小企業診断士・第一種衛生管理者・調理師・2級(FP/簿記/販売士) あなたを中小企業診断士にしたい!