なんか毎日毎日ノルマノルマ・・・
このままだと仕事に命削られるよ
と、日々の生存競争に疲れ果てている、サラリーマン戦士必見!現在、中小企業診断士で現役の商工会職員である私が、【商工会職員への転職のすすめ】の記事をまとめました。
- 商工会って?
- どんな人におすすめ?
- 具体的な試験対策は?
- 募集ってあるの?
この記事を読んでいただければ、商工会への転職に興味を持てること間違いなし!
おはようございます!【朝活ブロガー中小企業診断士】のグレート☆セバスチャンです。私のプロフィールは、こちらへ。
それでは、さっそくいってみましょう!
商工会って?
そもそも商工会って聞いても知らない人が多いはず。恥ずかしながら、私も民間でサラリーマンをしているときは存在は知っていましたが、祭りの団体くらいとしか認識していませんでした。まず、ここでは、【商工会ってそもそもなんなの?】というテーマで解説しています。
どんな仕事?
うんうん。準公務員に近くて、全国にたくさんあって、会員事業者も多く、信頼度の高い組織なのはわかったけど、実際どんな仕事をするの?
商工会の仕事を具体的に表すと以下のような内容です。
支援事項 | 支援内容 |
経営一般 | 一般的な経営全般の相談 |
経営革新 | 新たな機械やサービスを導入する場合の新事業相談 |
創業 | 開業・創業の支援 |
事業承継 | 親族内承継・第三者承継・従業員承継 |
金融 | 財務分析・各金融機関への折衝 |
税務 | 経理処理や確定申告の支援 |
労働 | 就業規則の整備など労働環境全般の支援 |
取引 | 調達先の紹介や下請の相談などの支援 |
情報化 | デジタル化、IT化、DX化などの支援 |
環境対策 | 省エネ・GX化などのコスト対策支援 |
その他 | 共済の取り扱い・祭り・商工会運営など |
・・・ムリっす
という心の声が聞こえそうですが、安心してください!大丈夫です!
結論から言います。これらの全ての経営スキルを極める必要はありません。
商工会の職員はこれらの相談について、全体をコーディネートし、各課題については専門家に頼んで、解決に導くことが重要です。要は橋渡し役と、進捗管理を伴走型で支援するというイメージです。
もちろん、その分野に知見の高い職員は自分自身で、各課題も対応しますが、一人でやれる量や時間は限られるため、専門家を有効活用することがベターです。
商工会への転職ハードルを上げている心理的な要素は、これらの業務内容が要領等に記載されているため、受験せずに諦めてしまう点です。
私もそうですが、金融?税務?労働?そんな経験ある訳ありませんでした。ただ、入社して思ったのは、【知識がなくても、相談を受けることはできる】ということです。そして自分が分からなければ、専門家にバトンタッチができる。結果的に、その事業者の課題が解決すればいいんです。
商工会職員になりたい方に、唯一求められるとするのであれば、【思いやりの心】です。
なんだよ。それ!抽象的すぎるわ!
と思われるかもしれませんが、相手の相談をしっかり受け止め、親身になって考える、その資質がなく、ただ単に業務的にドライにさばく人材は向いていません。なぜなら、それで報酬が上がる訳ではなく一定です。この仕事を経験した方ならわかります。最大の報酬は事業者の「ありがとう」という言葉であることを。
そして、時間と経験の経過とともに専門家や先輩、事業者たちの知見が身についてきて、あなた自身に唯一無二の経営実務能力が構築されています。
どんな職種があるの?
みんな、同じ仕事をしているの?
主に、商工会職員の職種には以下があります。
- 経営指導員
- 経営支援員
- 事務局長
- 一般職員
この職種で、全ての業務を舵取りしなければならない存在が【経営指導員】です。前段で解説した業務全てが担当分野になります。私も同じく【経営指導員】というライセンスを国からいただいています。ざっくり言えば、国公認の経営相談員です。
【経営支援員】は、経営指導員を補助する職員です。職務領域としては、税務・労働関係に特化している場合が多いといえます。税務・労務の知識については、経営指導員よりもスキルの高い人材が多く、事務能力も培われる職種です。
なお、経営指導員・経営支援員は、県の補助対象職員であり、人件費が県の補助金からまかなわれています。給与は、各県の給与規定に準じます。
事務局長は、主に事務作業や商工会運営面の統括、一般職員は事務作業の補助というイメージです。主に、会員事業者からの会費等の自主財源でまかなわれています。
商工会の正規職員で安定している職種は【経営指導員】と【経営支援員】です。また、一般職員で採用され、その後、正規職員に登用されるパターンもあります。
まとめ
【安定志向の方必見!】商工会職員【転職のすすめ】vol.2いかがだったでしょうか?
社会的な信頼度が高く、安定している仕事に就きたい!という民間企業にお勤めのサラリーマンの転職情報として、お役に立てれば幸いです。
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それでは、次の記事でお会いしましょう!今回も読んで頂き本当にありがとうございました。