やっと念願の中小企業診断士資格証がきた!
でも、これって更新てどうするんだっけ?
と、新たに中小企業診断士を取得した方たち必見!
中小企業診断士を取得し、1回目の更新に向けて準備している私が、中小企業診断士資格の更新関係について記事をまとめました。
- 更新の基本
- 更新登録の要件
- 具体的な実務診断手法
この記事を読んで頂ければ、中小企業診断士資格取得後にスムーズに更新できること間違いなし!
おはようございます!【朝活ブロガー中小企業診断士】のグレート☆セバスチャンです。私のプロフィールは、こちらへ。
それでは、いってみましょう!
各要件の考察
続いて、それぞれの【更新に必要な要件の考察】について解説していきます。
専門知識補充要件の考察
さきほども解説しましたが、いずれかを合計して【5回以上】の実績を有することが必要です。
様式第15 | 理論政策更新研修【終了】証明書 | 理論政策研修を修了 |
様式第16 | 理論政策更新研修【指導】証明書 | 理論政策研修の講師した者 |
様式第17 | 論文審査合格書 | 論文審査に合格した者 |
論文審査の考察②
ここからは、具体的に各機関の論文審査について見ていきます。
①一般社団法人中小企業診断協会
中小企業診断協会の2023年度日程は以下になります。
第1回 | 申込受付 令和5年7月25日~8月15日 | 締切 8月25日 |
第2回 | 申込受付 令和6年1月5日~1月25日 | 締切 2月5日 |
申込受付~締切まで約1カ月間で作成することになります。
必須テーマ | 新しい中小企業政策の動向 |
選択テーマ | (1)中小企業の事業継続計画(BCP)策定支援 |
(2)中小企業の経営革新支援 | |
受審料 | 6,300円 |
必修テーマの考察①
必修テーマ【新しい中小企業政策の動向】については、時期によって、異なると考えられます。また、全機関共通の課題です。
- 第1回-2023年度 中小企業政策の動向
- 第2回-2024年度 中小企業政策の動向
まずは、【第1回-2023年度中小企業政策の動向】について考察します。
中小企業庁 / The Small and Medium Enterprise Agency (meti.go.jp)
中小企業庁のホームページにアクセスします。
※中小企業庁ホームページより
中小企業診断士を管轄している中小企業庁のホームページは日頃からチェックしておくことが重要です。
皆さんも勉強した中小企業経営政策の【中小企業白書】がここにあります。
ここの白書・統計情報をみて頂くと、他にも【倒産の状況】など有益な情報がありますので、最低月1ペースくらいで、中小企業診断士の方はチェックをおすすめします。
中小企業白書・小規模企業白書は4月末に更新されています。
ちなみに、中小企業白書制作には養成課程第36期で実習がいっしょだった知人が本年度まで携わっています。縁とは不思議なものです。養成課程って凄いですね。いずれか、私のサイトに参加して欲しい。笑。
どれを見たらすぐ分かるかな?
ずばり、【YouTubeの解説動画】です。20分程度でわかりやすくまとめてあります。通勤中などのスキマ時間で十分視聴が可能です。もしくは【概要版】を見ることをおすすめします。
この中身はしっかり中小企業診断士として、把握しておく必要があります。1年間の行動指針となります。
全てを解説していくととても時間がかかるので、今回の論文審査につながる内容に絞ると、【総論】【中小企業白書】【小規模企業白書】のここの部分に端的に且つわかりやすく政策的観点がまとめられています。
いやいや、私の支援している企業は独自性があるから、別に政策的観点は考えなくて良いよ
よほど革新的で独自性のある技術であったとしても、国の視点からいけば、国が日本国として課題としている問題を解決する【ベストプラクティス】として情報が欲しいところ。日本で経済活動を営んでいる以上、個者の課題解決が、日本そのものの課題解決に直結するような支援がベストオブベストな回答です。
それらを中小企業診断士が把握せず、目の前の点の支援だけしていれば、【国家資格】の意味はなく、【民間資格】でいいはず。国家資格の意味を真に考え、国の政策的な観点も把握しておきましょう!
2023年度の【新しい中小企業政策の動向】のポイントは主に以下になります。
外部環境 | 対応策 |
コロナから回復しかし返済期限ピーク | 収益力改善・事業再生支援 |
物価高騰 | 収益力改善・業務効率化 |
深刻な人手不足 | 省力化投資・DX化 賃上げ・労働環境改善 兼業・副業 |
賃上げ | 価格転嫁 生産性向上 |
その他 | GXなど |
これらの2022年度の外部環境の問題を踏まえ、各個社の課題を設定し、対応策を講じていくことが、中小企業診断士のミッションです。動向とは、これら策を講じた結果、どうなっているの?という【各中小企業診断士の支援効果】を記載することにあたると考察します。
上記を踏まえると論文構成は以下になります。
- 外部環境から、1つもしくは複数の
- 客観的統計データの提示
- 独自調査によるデータの提示
- 問題・課題の把握
- 国の把握している課題
- 支援を通した実態の課題
- 国の対応策
- 支援を通した実態の課題
- 具体的な実行策の説明
- 支援を通した効果の説明
- 結果:国の対応策との比較・分析
このような構成で文章を構造化していくと考察します。これをさらに深堀すると、とんでもない時間がかかるので、これから先については、今後実際に論文を作成していこうと思いますので、少々お待ちください。
なお、支援機関に置いてあることを知っている方も多いと思いますが、以下の冊子は具体的な補助金が細かく記載されていますので、支援に役立ちそうな補助金は以下で把握しておきましょう!
中小企業庁:2023年度版中小企業施策利用ガイドブック (meti.go.jp)
こんな冊子みたことありませんか?見たことないという中小企業診断士の方は必ずチェック!
最初の【必修テーマ】については、全機関共通ですので、少し時間がかかっています。今回は、ここで一端区切ります。
全然、ホームページ見てなかった
いろんな気づきがあるから大事
たまに、事業計画書を見ていると「惜しいなぁ~」っていう感じのする、すごく出来の良い計画書があります。あくまで主観かもしれませんが、【政策的な観点】が入っていないんですよね。もちろん、個者支援なので、その事業者の課題解決に導く策や効果が重要になることは分かっています。ただ、日本国が現在の経済状況がこうだから、こういう提案をしている。という方向性にそぐわない場合は、どんなに良い事業計画や補助事業計画でも、国としては水平展開で成功事例として出しにくいですよね。【天上天下唯我独尊】。嫌いじゃないです。ただし、支援する中小企業診断士の方は、その【国家資格】の意味を考え、個者だけでなく、日本の社会全体につながる提案をしていくことが重要だと思います。なので、テクニックの1つとして、国が今何を求めているかの観点を事業計画に入れることも重要なのかもしれません。
【国家】資格を持つ意味を問う!
まとめ
【失効注意!】中小企業診断士資格【更新方法】vol.6:論文審査②いかがだったでしょうか?
計画的に診断士資格を更新したい!という方のお役に立てれば幸いです。
この記事を読んで少しでもお役に立った方がいらしゃればTwitterにも登録して頂くと、記事を更新した時にお知らせしますので、今後も「志」ともに、一緒に学んでいけると幸いです。
それでは、次の記事【vol.7】でお会いしましょう!今回も読んで頂き本当にありがとうございました。