やっと念願の中小企業診断士資格証がきた!
でも、これって更新てどうするんだっけ?
と、新たに中小企業診断士を取得した方たち必見!
中小企業診断士を取得し、1回目の更新に向けて準備している私が、中小企業診断士資格の更新関係について記事をまとめました。
- 更新の基本
- 更新登録の要件
- 具体的な実務診断手法
この記事を読んで頂ければ、中小企業診断士資格取得後にスムーズに更新できること間違いなし!
おはようございます!【朝活ブロガー中小企業診断士】のグレート☆セバスチャンです。私のプロフィールは、こちらへ。
それでは、いってみましょう!
各要件の考察

続いて、それぞれの【更新に必要な要件の考察】について解説していきます。
専門知識補充要件の考察
さきほども解説しましたが、いずれかを合計して【5回以上】の実績を有することが必要です。
様式第15 | 理論政策更新研修【終了】証明書 | 理論政策研修を修了 |
様式第16 | 理論政策更新研修【指導】証明書 | 理論政策研修の講師した者 |
様式第17 | 論文審査合格書 | 論文審査に合格した者 |
論文審査の考察①
専門知識補充要件の最後は【論文審査】です。
論文審査に合格することにより、更新要件の1回分になります。
論文審査?なんかめんどくさそうだから、いいや!
と思っている方は特に必見です。以下の中小企業診断士の方はおすすめです。
- 支援機関の職員など
- 文字を書くのが苦にならない方
- 分析の好きな方
支援機関の職員は、日頃から国政策に触れており、外部環境を把握しています。また、会員企業の課題を知っており、且つ毎日課題解決の提案をしていますので、書くネタがあるということです。
また、ご自身の棚卸を含めて、経営支援の内容を文章にすることが苦にならない方にもおすすめです。特に、しっかり定量面・定性面を分析するのが得意な方には研修を4時間受けるよりも楽だと感じるかもしれません。
各論文審査期間と価格は以下のとおりです。
研修機関 | 頻度 | 金額(税込) |
一般社団法人中小企業診断協会 | 年2回 | 6,300円 |
株式会社実践クオリティシステムズ | 毎月 | 7,850円 |
株式会社経営教育総合研修所 | 年1回 | 11,000円 |
株式会社タスクールPlus | なし? | – |
株式会社大塚商会 | 年1回 | 30,000円 |
ん?理論政策研修と違って、かなり価格差がないかな?
と感じたと思います。
単純に各会社の力の入れ方とリソースの違いかな、と考えています。
- 専門家への委託費用の違い
- 自社で見られる人が少ない
中小企業診断協会を平均基準とするなら、中小企業診断協会とクオリティシステムズは自社で委託している中小企業診断士の、その他費用(理論研修など)も含めた包括的な委託金額なので、良心的な価格設定だと考えられます。
一方で、明らかに大塚商会は、高額なので、論文審査のみの専門家への依頼料分などが上乗せしてあると考えられます。また、経営教育研修所もおそらく、依頼料などが上乗せされていると考えられます。大塚商会の場合はあまりに高額なので、実際に出す人は少ないと思うので、力を入れていないともとれますが。笑。
頻度については、クオリティシステムズ以外は1回~2回なので、単純に社内リソース(事務方など)を論文審査の時間に割けないということだと考えられます。
一方で、クオリティシステムズだけ毎月実施していますので、社内に専門の論文審査担当がいると考えられます。
タスクールは、譲渡を受けたばかりで、もしかしたら、論文審査は準備中かもしれません。
次にテーマをみていきます。
研修機関 | 頻度 |
一般社団法人中小企業診断協会 | 必修テーマ:新しい中小企業政策の動向 選択テーマ:最近の診断に関する理論及びその応用 (1)中小企業の事業継続計画(BCP策定支援) (2)中小企業の経営革新支援 |
株式会社実践クオリティシステムズ | 必修テーマ:中小企業を取り巻く経営環境 選択テーマ (1)経営力再構築伴走支援モデル (2)事例の基づく診断の基礎 (3)計画の実行性を高める |
株式会社経営教育総合研修所 | 入金後に個別にお知らせ |
株式会社タスクールPlus | 論文審査が見つからない |
株式会社大塚商会 | 論題1:中小企業を取り巻く経営環境 論題2:中小企業のDXの取り組み |
経営教育総合研修所だけ、なぜか論文テーマを秘密にしています。事前に分かれば、自分の得意不得意分野によって申し込むか分かるため、事前に他者同様に表記してもらうと親切かなぁと思います。
【必修】については各社言い方が異なっていても、中小企業白書に基づく国の施策に対する論文のようです。【選択】は各社テーマが異なります。
以下の構成は全てにおいて共通のようです。
- 必修:中小企業白書より
- 選択:各社で異なる設定
- 1テーマあたり3,200字~4,000字以内
- 各テーマ50点満点の100点満点
- 2テーマの総得点が60点以上で合格
なお、過去が分からないのですが、本年度より必要文字数が大幅増加しているようです。また、特段論文審査を重複してダメとは書いていませんし、各社が終了証を出しますので、出そうと思えば各社1つづつ出すことができます。
現実的に少ないと思いますが、【論文だけで5ポイント可能】ということですね。
価格と頻度を一覧にすると以下のようになります。

個人的には論文審査については【クオリティシステムズ】が一番おすすめだと考えます。
各機関の特徴については、次回解説します。
まとめ
【失効注意!】中小企業診断士資格【更新方法】vol.5:論文審査①いかがだったでしょうか?
計画的に診断士資格を更新したい!という方のお役に立てれば幸いです。
この記事を読んで少しでもお役に立った方がいらしゃればTwitterにも登録して頂くと、記事を更新した時にお知らせしますので、今後も「志」ともに、一緒に学んでいけると幸いです。
それでは、次の記事【vol.6】でお会いしましょう!今回も読んで頂き本当にありがとうございました。
