中小企業診断士1次試験って、受験の年で難易度変わるの?
どの科目に力を入れたら良いかわからないよ!
と、お悩みの受験生のみなさん必見!
過去10年ちかくの統計資料をまとめて、分析しました。
- 申込数・受験者数推移
- 性別・年齢別推移
- 地域別・職種別推移
- 科目別の推移
この記事を読めば、来年度の中小企業診断士1次試験の傾向を把握できること間違いなし!
おはようございます!【朝活ブロガー中小企業診断士】のグレート☆セバスチャンです。私のプロフィールは、こちらへ。
今回のvol.8では【運営管理】の推移を見ていきます。
それでは、いってみましょう!
運営管理の推移
前回に続き、【科目別の推移】について、分析・考察をしていきます。
運営管理の合格率推移
4科目の【運営管理】の受験者数はこちらです。
直近3年間の受験者数は増加傾向。
運営管理は中小企業診断士において実行計画を作る際の重要な科目。受験の年によって、難易度が乱高下する傾向があります。
受験年度によっては、易化する可能性があるので、現在の職種上実務経験と知識が備わっている方は科目合格に設定せずに、得意科目で設定することをおすすめします。
次に合格率の推移を見ていきます。明らかに難化する年度が存在します。傾向としては1桁代の合格率を示した次の年は15%~20%と合格率が高くなる可能性が高いです。
年度によっては【地雷科目】の代表格となります。2023年度の合格率が極端に低かったため、2024年度は易化する傾向が高いと考えられます。
直近3年間は受験者数に対して、合格率が一致していません。運営管理は生産管理が製造業に勤めていない限り得点源になりにくく、販売管理で得点を取れない場合は苦戦を強いられる可能性が高いと考えられます。
【2024年版】選択肢割合の分析
以前、直前対策で調査しました選択肢割合の分析について、【令和5年度の結果】も反映させましたので、参考にしてください。
選択肢の確率論分析については、あくまで過去問など対策をやりきった先の最後の選択肢で迷った場合の判断材料です。いきなり、記号の確率だけで判断するものではないことを、くれぐれもご承知おきください!
まずは、全体の選択肢の割合です。
【ウ】の選択肢割合が明らかに高い特徴があります。3問に1問の割合で【ウ】が選択されていることになります。
令和5年度は【ウ】と【エ】に偏りがありましたが、【オ】はここ11年間で最も選択肢数が多かった特徴がありました。逆に【ア】の選択肢割合が令和4年、5年と非常に低い傾向がありました。
【ア】の選択肢の特徴は、直近2年間で非常に低い傾向でした。ここを底だと考えるのであれば、令和6年度は上昇の予測ですが、引き続き選択肢割合が高い訳ではないと考えられます。
【イ】の選択肢の特徴は、直近では大きくブレない傾向があることです。令和6年度も安定して選択される可能性が高いと考えられます。
【ウ】の選択肢の特徴は、全体的に選択割合の高い年度が多い傾向があることです。運営管理においては過去20%の選択割合を切ったことが一度もないため、令和6年度も高い割合で選択される可能性が高いと考えられます。
【エ】の選択肢の特徴は、30%台の選択割合を示した後は下降する傾向があります。ただし令和5年度も高い選択割合であったので、令和6年度は引き続き下降する可能性が高いです。
【オ】については、【オ】まである問題が少ないため、数値のブレが大きいことを前提にしてください。令和5年度は特殊なイレギュラー数値として考えられるので、令和6年度は下降すると考えられます。
これらの傾向をまとめると以下の令和6年度の予測の確率は以下の可能性が考えられます。
オ≒ア〈イ〈エ〈ウ
繰り返しになりますが、あくまで過去問など対策をやりきった先の最後の選択肢で迷った場合の確率論という判断です。いきなり、記号だけで判断するものではないことを、くれぐれもご承知おきください!
ウが多いんだね
過去11年間では顕著な統計結果だ
中小企業診断士を目指しているみなさんは、日ごろの買い物をする時に売場を良く見ているでしょうか?私は前職が小売業でしたので、店内オペレーション関係が気になります。対一般顧客を対象にしている業種はいつでも観察ができます。販売管理の知識をぜひ活用して、スーパーやコンビニを頭の中で診断してみてください。知識のアウトプットで点数も伸びてくる可能性が高いです。生産管理は中身が見えない分、なかなか難しいといえます。
知識は使用して初めて定着する
令和6年度の対策
令和6年度については、以下の傾向が考えられます。
高得点を狙えるチャンス
運営管理は生産管理50点、販売管理50点のどちらで高得点を狙うことが重要だと考えます。私のおすすめはとっつきにくい生産管理は問題を解答する場合も後回しにし、販売管理で高得点を狙い、生産管理で半分以上を目指す戦略をおすすめします。
- 過去問10年を繰り返す
戦略的に、販売管理を8割以上の得意科目にしたい場合は以下の資格をついでに勉強しても損はしませんので、ご参照に!1級は経営者側よりの知識ですので、2級で、管理者側の知識をつけることをおすすめします。3級はパート・アルバイトから作業員のレベルです。
なお、生産管理の勉強教材が他に少なく、点数が伸びない原因かもしれません。販売管理を徹底的に強化する方がおすすめです。
まとめ
【2024年最新版】運営管理【中小企業診断士1次試験】vol.8いかがだったでしょうか?
1次試験の戦略を立てたい!という方のお役に立てれば幸いです。
この記事を読んで少しでもお役に立った方がいらしゃればTwitterにも登録して頂くと、記事を更新した時にお知らせしますので、今後も「志」ともに、一緒に学んでいけると幸いです。
それでは、次の記事【vol.9】でお会いしましょう!今回も読んで頂き本当にありがとうございました。