中小企業診断士1次試験って、受験の年で難易度変わるの?
どの科目に力を入れたら良いかわからないよ!
と、お悩みの受験生のみなさん必見!
過去10年ちかくの統計資料をまとめて、分析しました。
- 申込数・受験者数推移
- 性別・年齢別推移
- 地域別・職種別推移
- 科目別の推移
この記事を読めば、来年度の中小企業診断士1次試験の傾向を把握できること間違いなし!
おはようございます!【朝活ブロガー中小企業診断士】のグレート☆セバスチャンです。私のプロフィールは、こちらへ。
今回のvol.2では【性別・年齢別】の推移を見ていきます。
それでは、いってみましょう!
性別の推移
まずは、2013年-2023年までの、男女の受験者数を合計した割合が以下になります。
過去11年間の統計の合計では、圧倒的に【男性】の受験者数が多い状況です。しかし裏を返せば、【女性の中小企業診断士】が少なすぎるため、取得した方は、女性の資格保有者である時点で他者と差別化になるメリットがあります。
次に、男女別の合格率の推移を見ていきます。
当然分母の数が違うので、男性の合格率が高く推移しています。
男性平均合格率 | 19.5% |
女性平均合格率 | 13.2% |
男性と女性の平均合格率の差はは6.3%程度あります。直近の2022年、2023年では男性の平均合格率は3%程度上昇傾向ですが、女性の合格率は1%上昇程度で、そこまで伸長していないようです。
次に、男性のみの推移をみていきます。
人数でみると直近の受験者数の増加も、そのほとんどが男性です。逆にいうのであれば、男性で中小企業診断士を目指している人たちの環境はさらに激化しているということが挙げられます。
私と一緒で、男性の中小企業診断士は競合が多いため、いかに他の実務スキルを多く身に着けるかもポイントかもしれませんね。お互い頑張りましょう!
次に女性のみの推移をみていきます。
女性も人数でみると、受験者数が増加したとはいえ、1,000人にも満たない増加数です。現実的に女性の中小企業診断士は少なく、今、中小企業診断士資格を取得することは確実にステップアップにつながると言えるでしょう。
実際に私も職業柄、専門家派遣で中小企業診断士を呼びますが、地方で女性の中小企業診断士に依頼した経験がありません。また、現在全国の補助金管理で報告書をみていると、【特定の聞いたことのある女性の中小企業診断士】の名前が全国中に登場します。人気が出れば、女性はマネタイズする期間が早いのかもしれませんね。
なら、ワタシもチャンスあるね!
そうだ!(モモは女の子でした)
【中小企業診断士は掛け算で成り立っている】と考えています。この掛け算の数が多ければ多いほど、【レアリティが高い診断士】になります。【○○×○○×○○×・・・】の数が多いことが望ましいです。【女性×中小企業診断士】は今回の統計から既に、取得後、男性よりもレアリティの高い価値になります。男性はスタートから、女性に比べると競合が多いです。○○分野に強い中小企業診断士を目指すためには、いかに自分自身のスキルを増やすかが鍵となると言えます。ちなみに私は、店舗運営×店内製造×衛生管理については前職で身に着けたものであり、あまり真似されることはないと考えています。差別化を図りたい場合は、転職または副業も1つの選択肢なのかもしれませんね。もちろん税理士×中小企業診断士、社会保険労務士×中小企業診断士などもレアリティが高いですが、実は意外にいます。知識を基準とした掛け算のレアリティよりも、経験を基準としたレアリティの方が絵に描いた餅にならないので、求められる人材になるかもしれません。
君は君の積み重ねでしかない
年齢別の推移
年齢別について、2013年-2023年までの、年齢別の受験者数を合計した割合が以下になります。
30~39歳が31.7%で最も多く、次いで40~49歳が29.0%と多い状況です。30~49歳で約60%を占めており、中小企業診断士を目指す方のほとんどが、社会人においてベテランや中間管理職になるあたりの年齢ということになります。逆に20歳未満がほとんどいないのは、社会的なスキルを身に着けたうえで受験を検討する人が多いからなのかもしれません。
次に、年齢別の合格率をみていきます。
一見すると、20歳未満の学生の方が頭が柔らかく高得点を狙えるように感じますが、実態としては合格率が最も低い結果です。もし、学生で取得した人間がいたら、就職活動の他者との差別化になることは間違いありません。かなりレアリティが高い人材といえます。
20~29歳は、全体で2番目に合格率の高い年齢帯です。20代で中小企業診断士を目指す方は、かなり意識が高いと考えられます。中小企業診断士業務はどちらかというと、経営管理側の知識の習得であるため、ワーカーとしてスタートする20代で合格する人は、ダブルライセンスを目指せるなど、時間的なゆとりもありますよね。
最も合格率の高い年齢が、この30~39歳です。社会人経験をとおして、管理職側として意識的に取得する人が多いのではないでしょうか?経験と頭の柔軟性も含めて、最も資格取得に適した年齢帯であることが、この数値から読み取れます。
3番目に合格率の高い年齢が40~49歳です。管理職や幹部クラスなど、次のステップを考えて行動する人や、自分自身で将来起業することを目標に取得するのではないでしょうか。私もこの年齢ですが、社会人として20年目を迎え、知識と経験を整理する時期として適していると思います。
40~49歳とほぼ近い合格率の年齢帯です。会社の役員や、会社での超ベテランまたは起業を意識してチャレンジする方が多いのはないでしょうか?50歳だから、脳が固くなる、という言い訳はこの合格率の推移を見れば関係がないようです。
どうですか?60代でも他の年齢帯と比較しても合格率は低くなく、むしろ高いと取るべきだと考えます。いくつになっても、目標のある方はチャレンジをしており、いくつから始めても決して遅くないことが、この合格率が証明しています。
70歳以上は、さすがに年齢の壁はあるかもしれません。しかし、特筆すべきは20代よりも合格率が高いことです。人の脳は成長し続けることと、経験による戦略の差が、この中小企業診断士試験にはあることを証明しているのではないでしょうか。
私は他の資格も含み30歳から勉強を始めました。自分の実務に関係するものを取得し、知識と見合いをつけていく繰り返し。いくつになっても、現の経験とつながる資格にチャレンジすることは相乗効果を生み出すと考えられます。
まとめ
【2024年最新版】性別・年齢別推移【中小企業診断士1次試験】vol.2いかがだったでしょうか?
1次試験の戦略を立てたい!という方のお役に立てれば幸いです。
この記事を読んで少しでもお役に立った方がいらしゃればTwitterにも登録して頂くと、記事を更新した時にお知らせしますので、今後も「志」ともに、一緒に学んでいけると幸いです。
それでは、次の記事【vol.3】でお会いしましょう!読んで頂き本当にありがとうございました。