皆さん、おはようございます!
中小企業診断士&経営指導員のセバスチャンです。
突然ですが、あなたは今、「この道で本当に良かったのか?」と、ふと立ち止まって考えることはありませんか?
診断士という資格取得を目指す中で、勉強に没頭し、実習に挑み、仲間と励まし合う日々。でも…その中で「私はどんな診断士になりたいのか?」という問いに、明確な答えを持てずにいる方も少なくありません。
今日は、そんな悩みを抱えた中小企業診断士予備軍の方たちのための「本当の才能の見つけ方」のヒントについて解説します。
■ 「好きなこと=才能」の本質に気づこう
良く、こんな言葉を聞きませんか?
「好きなこと、夢中になれることこそが、本当の才能であり、成功と幸せの源である」と。
多くの人が抱く「稼げる=幸せ」「安定=成功」といった価値観は、実は世の中の「嘘」に過ぎません。これは、診断士を志す方々にも深く関係してきます。
資格を取って企業支援の現場に出れば、自分の強みを活かせる…と思っていても、実際には
- クライアントとの関係構築に悩む
- やりたくない分野の仕事を続ける
- 情熱を感じない業界に関わってしまう
という現実に直面することがあります。
だからこそ大切なのは、「好きを診断士活動とどう結びつけるか」を考えることなのです。
「3つの嘘」…その落とし穴に注意!
① 才能がある分野にはストレスがないという嘘
どんなに好きな仕事でも、面倒くさいことや疲れることはあります。
むしろ、そのストレスを乗り越えられるほどの「情熱」こそが、才能の証なのです。
診断士も同じです。報告書づくり、調整業務、数値管理…「楽しい」だけではありません。
でも、その中に「ワクワク」や「成長実感」があるなら、それはあなたの道です。
私の弱みは、文章チェック、誤字脱字チェックです。とにかく嫌で嫌でたまりません。
「めんどくしゃー(めんどくさい)」とよくぼやいています。笑。
ただし、私は事業者様と対話し、解決策を見出すことや、プレゼンが好きです。ここに力を入れています。
② 理想像と向いている姿は違うという嘘
SNSで見るキラキラ診断士、憧れのスピーカー、メディア出演…
確かに魅力的ですが、それが「あなたらしさ」と一致しているとは限りません。
大切なのは、自分の性格・価値観・リズムに合った診断士像を描くこと。
例えば、「じっくり聴く力」に長けているなら、派手なプレゼンではなく、地元企業への丁寧なヒアリングこそがあなたの武器になります。
③ 才能は生産的でなければならないという嘘
「何かの役に立たないといけない」「診断士ならこうあるべき」
そんな思い込みが、実はあなたの本当の可能性を押し殺しているかもしれません。
趣味のアニメ、昔から好きだった音楽、子どもとの関わり…
一見仕事に関係なさそうなことの中に、実は診断士としての「差別化ポイント」が眠っていることもあるのです。
■ 才能発見の3ステップ ~診断士版・自己分析メソッド~
ここからは、私がおすすめする3ステップを、中小企業診断士としての自己分析に応用して紹介していきます。
STEP1:MBTI診断で「性格タイプ」を客観視する
あなたの診断士スタイルはどちらでしょう?
- 外向型:セミナー講師やグループワークが得意
- 内向型:資料分析や個別相談に強み
MBTIはあくまで参考ですが、「どんな業務が向いているのか」を探るヒントになります。
「得意」な仕事に集中することで、効率も満足度も劇的に上がります。
養成課程においても、班編成におけるメンバーの特徴がわかっておくことで、大きな相乗効果が得られますので、ぜひ、みなさんもアイスブレイク的に実施してくださいね。
STEP2:他人から「自分らしさ」を聞く
友人や家族に聞いてみましょう。
- 「子どもの頃、何に夢中だった?」
- 「私が得意そうに見えることは?」
- 「相談するならどんなことをお願いしたい?」
自分では当たり前すぎて気づけない「隠れた強み」が見えてきます。
STEP3:「目的・関心・活動」の3つを掛け合わせる
観点 | 質問例 | 意味 |
---|---|---|
目的 | どんな影響を与えたいか? | 使命感・貢献軸 |
関心 | どんな業界・テーマが好き? | 継続力の源泉 |
活動 | どんな作業が苦にならない? | 得意な実務スタイル |
この3要素が交差するところに、あなたの「才能の核」があり
~自分らしい診断士になるという選択~
診断士として成功する方法は、決してひとつではありません。
大事なのは、「みんなと同じ道」ではなく
「あなたらしい道」を選び、信じて歩み続けること。
資格の勉強も、実習も、同期との語らいも…
そのすべてが、あなたの「才能を発見する旅」の一部です。
- アニメ好きなら、地域のキャラクターブランディングを手がける診断士になればいい
- 地元の食文化に詳しいなら、観光×フードビジネス支援に活かせばいい
- 聞き上手なら、社長の右腕として「心のコンサルタント」になることもできる
才能とは「生まれつき備わったもの」ではなく、「気づき、試し、育てていくもの」**です。どうか、他人と比べるのではなく、「昨日の自分」と比べて、一歩でも進んでみてください。
■ まとめ:診断士は「資格」ではなく「生き方」になる
私はMBTI診断では提唱者です。私に関わる皆さんを、楽しく、豊かに、導けるように、中小企業診断士というフィールドで「本当の自分」に出会う旅に出る皆さんのお手伝いを、自分なりにできればと考えています。
“やりたくないことをやらない”勇気、
“やりたいことに飛び込む”覚悟、
そして“自分らしくあれる働き方”を信じる気持ちを持って、
これからの診断士人生を切り拓いていきましょう。
あなたの中にある「まだ見ぬ才能」は、必ず誰かを救い、喜ばせる力になります。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
参考書
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