突然ですが...
「ロジカルに考えろって言われるけど、具体的にどうすればいいの?」
「フレームワークを使えって言われても、ピンと来ない…」
「提案書を作るたびに、“で、結局何が言いたいの?”って言われる…」
──そんなふうに思ったこと、ありませんか?
こんにちわ。中小企業診断士のセバスチャンです。
今回の解説は、そんなお悩みについて、実際に中小企業診断士養成課程で本気で取り組んだ内容を、現場で即使える視点から、わかりやすく解説します。
この解説を学べば、“考える力”が鍛えられ、提案も行動も説得力あるものに変わること間違いなし!
ロジカルシンキングとは
端的に言うと、【仕事の無駄をなくし、説得力を高める技術】です。
「ロジカルシンキング=賢い人の専売特許」
…そんな誤解、まだしていませんか?
実は、私も苦手だったんです。中小企業診断士になってから、トレーニングによって意識をしています。つまり、ロジカルシンキングは「技術」=誰でも鍛えられるスキルなんです。
養成課程での発言の柱!
「MECE」と「ロジックツリー」
ロジカルシンキングの根幹を支えるのが、MECE(漏れなく・ダブりなく)とロジックツリー。
| フレームワーク | 概要 | ポイント |
|---|---|---|
| MECE | Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive(漏れなく・ダブりなく) | 分類や思考の抜け漏れ・重複をなくす |
| ロジックツリー | MECEで分解・整理した情報の階層構造 | 問題・原因・対策を構造的に網羅可能 |
※表で示したように、「ロジックツリーをMECEで作る」ことが、ロジカルな問題解決のスタートです。

【実践】MECEを実現する4つの視点
現場で即使える分類視点はこちら。特に「中小企業診断士養成課程」の分析や提案の場面で大活躍します。
| 分類法 | 説明 | 例 |
|---|---|---|
| 対照的な概念で分類 | 社内/社外、個人/組織などのペアで発想 | 「売上減少要因:外部要因/内部要因」 |
| 因数分解で分類 | 掛け算・足し算で構造化 | 売上=契約件数×契約単価 |
| 尺度で分解 | 数量・年齢などの尺度で分類 | 「年齢層別の購買傾向」 |
| プロセスで分解 | 時系列・工程ごとに分析 | 「営業:テレアポ→商談→契約」 |
この4つを駆使することで、どんな問題も網羅的に、抜け漏れなく捉えることができるようになります。
慣れれば頭の中で構成!
【避けるべき】非ロジカルな思考3選
ロジカルでない思考が、成長を妨げる罠になることもあります。
- 一般化:「あの人がそうだった=あの会社全体がそう」
- 歪曲:「大企業は楽してるはず」などの事実の曲解
- 削除:「みんな知ってる」の“みんな”は本当に全員?
こうした思考癖があると、「経験→振り返り→教訓化→実践」の成長サイクルが止まり、いつまでも同じ失敗を繰り返します。

💡 魔法の問いかけ:「本当にそうか? 他にないのか?」
この問いを持つことで、ロジカルな思考が習慣になります。もし、同じ班員に上記に当てはまる発言がある場合は要注意です。
【実務研修で使える】意思決定の技術
ここでは、実際に私の班で活用していたテクニックについて解説します。
① 意思決定マトリックス
| 案 | コスト | 汎用性 | 収益性 | 実行性 |
|---|---|---|---|---|
| A案 | ◎ | △ | ◎ | ○ |
| B案 | ○ | ◎ | △ | ◎ |
→このように比較しながら、「決め打ち」ではなく「共に考える提案」が可能になります。
ファシリテーショングラフィック!
② 判断基準の把握
提案相手が重視するのは何か?
- コスト優先?
- 効果優先?
- 実行性優先?
この見極めがカギ。
総花的になってないか?
③ サブ基準(相手のパーソナリティ)
提案に説得力を持たせるには、「事実」だけでなく「相手の心」に届く言葉選びがカギです。
| タイプ | 刺さる言葉 |
|---|---|
| 目的志向型 | 「目標達成のために」「成長ステージに向けて」 |
| 問題解決型 | 「リスク回避のために」「失敗しないように」 |
相手のタイプに合った言葉を選ぶだけで、提案の伝わり方が大きく変わります。
【説得力アップ】共感とリスクヘッジの重要性
以下の2つで最後の一押し!
- 相手の感情・立場・制約条件を理解して提案
- 提案前に“最悪のケース”も想定する
この発想が、実習を抜かりなく進める最大の武器になります。
常に冷静であれ!
まとめ
ロジカルな思考が、あなたの未来を拓く!
ロジカルシンキングは「知識」ではなく、「使いこなす技術」です。だからこそ、養成課程で“実践的に使えるかどうか”が問われます。
- MECEとロジックツリーで情報整理
- 意思決定マトリックスと判断基準で相手を動かす
- 共感とリスク管理で信頼を得る
ロジカルシンキングは、訓練によって必ず身につきます。
「知るだけ」では終わらせないでください。明日から、いや今日から。
“本当にそうか? 他にないか?”と、問いかけてみましょう。
それが、あなたの診断士人生におけるロジカルな第一歩です。
参考書
【実践で使うおすすめの本】

