突然ですが・・・
「AIって難しそうで怖い…」
「議事録作成が毎回大変…」
「企画書づくりにも簡単にコツを知りたい・・・」
そんな不安や悩み、抱えていませんか?
特に中小企業や商工会の現場では、「業務を効率化したい」と思いつつも、生成AI(ChatGPTなど)を使いこなせないことへの心理的ハードルが立ちはだかっています。
こんにちわ。経営指導員&中小企業診断士のセバスチャンです。
今回の解説では、そんなお悩みを一気に解消する「団体職員等向け 生成AI活用研修」について、実務でどう使えるかを徹底解説します。
この内容を学べば、「AIは怖いもの」ではなく、「現場の頼れる相棒」に早変わりすること間違いなしです!
事前準備
これから複数回にわたって解説をしていきますが、下記の生成AIについて事前登録のお願いします。
| 必須項目 | URL・備考 |
|---|---|
| Googleアカウント | 会社or 個人アカウント |
| 天秤AI | https://tenbin.ai/workspace/welcome |
| チャップロ | https://chapro.jp/prompt |
| ChatGPT | https://chat.openai.com/ |
| NotebookLM | https://notebooklm.google/ |
| Gamma | https://gamma.app/signup?r=pgekh1qhh22pyhj |
| GenSpark | https://www.genspark.ai/ |
概要
今回は、実際に商工会の職員からオファーのあったセミナーで登壇した内容を皆さんにも共有いたします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| セミナー名 | 実務で使える!生成AI活用研修~業務の生産性を劇的に高める第一歩~ |
| 日時 | 2025年度~ |
| 対象 | 商工会 経営支援員および記帳指導職員 |
| 会場 | スクール方式・ハンズオン形式 |
| 講師 | セバスチャン |
ご依頼ありがとうございます!
資料の詳細は、最後にあります。
本セミナーのゴール
本研修の成果は、単なる「知識の習得」ではなく、「実務で使えるかどうか」に重点を置いています。以下のような行動変容を目標とします。
- 全参加者が1つ以上の生成AIツールを実務で活用可能に
- 活用の心理的ハードルを下げる
- 研修後1週間以内に活用事例を報告(任意)

受講後も、自身の業務に合わせたAI活用方法を継続的に探りながら、実践知を蓄積していくことが最も重要です。
それでは、第1回の講義をはじめます!
なぜ生成AIなのか?
まずは、なぜ、そもそも生成AIが必要なのでしょうか?
●課題(Problem)
- 文書作成や議事録作成に時間がかかり、本来注力すべき「支援業務」に手が回らない。
- 生成AIを使いたいけど、「危険」「難しい」という先入観が拭えない。
●解決策(Solution)
- セキュリティやリスクを正しく理解し、安全に生成AIを活用するスキルを身につける。
- プロンプト設計(AIへの指示)のコツをつかむことで、誰でも成果物を効率的に作れる。
●実行手順(Action)
ここで、質問です!
みなさんは人生の中で出会った人の中で、「どのような方に惹かれますか?」
お金持ちでしょうか?
容姿が整っている人でしょうか?
おそらく多くの人が惹かれるのは、「あなたの知らない世界」を体験させてくれる人なのではないでしょうか?
たとえば──
- 絵が好きだけど、人に見せるのが恥ずかしくて描き続けられなかった
- 音楽が好きで詩は書けるけど、曲を作る方法がわからない
- 小説を書いてみたいけれど、うまく構成ができない

そんな“新たな体験”を与えてくれる存在──それが、生成AIです。
この技術は単なる業務効率化のツールではありません。
みなさんの隠れた才能を引き出す、今世紀最大のテクノロジーなのです。
今回の研修では、その可能性の一端をぜひ体験していただき、実務の活用方法を学び、そして、その技術をぜひ、皆さんの“新たな体験をする人生”に応用していただければと思います。
それでは、さっそく内容の解説に移ります。
さぁ、扉を開こう!
第1部|セキュリティ基礎編
生成AIは便利な一方で、業務利用には重大なリスクが伴います。
「何がセーフで何がアウトなのか、基準が分からない」
「職員間でルールの認識がバラバラで、使うのが怖い」
このセクションでは「商工会 生成AI業務活用ガイドライン(2025年6月改訂版)」に基づき、安全かつ正しい使い方を学びます。
1-1. ガイドラインの目的と重要性
業務効率化やアイデア発想支援といったメリットを享受するためには、適切なルールと責任ある利用が前提です。
職員の皆さんが「安全に、安心して、効果的に」生成AIを活用できるよう、本ガイドラインは策定されています。
1-2. 利用可能なAIツールと承認制
商工会で業務に利用できる生成AIツールは、事前に承認を受けたものに限られています。
たとえば、ChatGPT(承認済みアカウント)や社内専用の作成支援ツール、承認されたAI翻訳ツールなどが該当します。一方で、承認されていない無料のAIツールや、個人アカウントを通じた業務利用、画像生成系のAIツールについては、原則として利用が禁止されています。
これらのツールを業務に使用する際は、必ず事前に所属長またはAI推進担当から正式な承認を得る必要があります。
※なお、今回の研修では、セキュリティ弱の個人利用可能の内容について研修を実施しておりますので、ご安心ください。
1-3. 絶対にやってはいけない禁止事項
生成AIの利便性に目を奪われるあまり、無意識に“やってはいけない使い方”をしてしまうことがあります。しかし、安易な利用は情報漏洩や法令違反といった重大な問題を引き起こすリスクがあります。以下の事項は、絶対に行ってはなりません。
- 私的利用(例:旅行計画、日記など)
- 意思決定文書の完全自動生成(例:戦略提案書)
- 個人情報・機密情報の入力(例:顧客名、財務情報など)
- 専門資格が必要な判断(例:税務相談、法的助言)
これらの禁止事項に該当するか判断に迷う場合は、自己判断せず、必ず上司またはAI推進担当へ相談してください。生成AIの活用は「ルールの遵守」が大前提です。
1-4. 入力時の注意点と匿名化
生成AIを使う際に最も注意すべきことのひとつが「入力情報の管理」です。誤った情報の入力は、組織全体に損害を与えるリスクがあります。
以下に示す点を必ず守ってください。
- 氏名、住所、マイナンバー、病歴、取引先名などの個人・機密情報は絶対に入力禁止。
- 入力内容は必ず匿名化し、「誰向け」「何の目的」「どんな形式」を明示すること。
- 原資料は管理責任者が厳重に保管。 これらのルールは情報漏洩を防ぐために極めて重要です。常に「外部に公開されたら困る情報かどうか」を意識し、入力前に立ち止まって考える習慣をつけましょう。
※匿名化ガイドラインは、別途存在しますが、今回は割愛します。
1-5. 生成物利用の留意点
生成AIによって作成された文書や画像などを利用する際にも、慎重さが求められます。
安易な利用は、誤情報の拡散や権利侵害につながる可能性があります。
- 必ず人間の確認・編集が必要。
- 著作権や肖像権に注意。公開・商用利用時はツールの利用規約を確認。
- 利用の最終責任は職員本人にある。 AI生成物をそのまま使うのではなく、必ず一度立ち止まり、「これは業務として適切な内容か?」を確認してから活用するよう心がけましょう。
1-6. 記録保持と責任
生成AIを業務で使用した場合、「何を入力し、何が出力されたか」の履歴を残すことは、後のトラブル回避に直結します。
以下の記録保持と責任の原則を理解しておきましょう。
重要文書に生成AIを使う場合、次の記録を保存しましょう。
- 利用日時
- 担当者
- 入力プロンプト
- 出力結果
- 編集内容
- 確認者
対外文書には、所属長またはAI推進担当の事前承認が必須。 透明性のある記録管理を行うことで、自身を守るだけでなく、組織全体の信頼性向上にもつながります。
1-7. 相談体制と継続研修
生成AIの活用には、技術面だけでなく制度面や倫理面での疑問がつきものです。
そんなときこそ、相談できる体制が整っていることが重要です。
- 利用で迷ったら、必ず上司またはAI推進担当に相談。
- 年1回以上のガイドライン見直しと、職員向けAIリテラシー研修あり。
- 問題が発生した際には速やかに報告。 「迷ったらすぐ相談」の姿勢を持ち続けることが、組織内で安全かつ効果的に生成AIを活用するための最良の方法です。
振り返り
このセクションで学んだのは、「生成AIは便利だが、使い方を間違えると大きなリスクになる」ということ。
まずはリスクを正しく理解し、安全な活用を心がけましょう。
具体的な解説はこちらで解説していますので、まずは一度試聴してから、生成AIを活用しましょう!
一つ目の柱だ!
第2部|基本操作とプロンプト設計①
生成AIを使いこなすカギとなるのが「プロンプト設計」です。
このパートでは、AIとの効果的な対話方法を学び、ツールを活かす力を身につけます。
2-1. プロンプトって、そもそも何?
プロンプトとは「AIへの指示文」のことです。
たとえば、「A4サイズ1枚で、わかりやすい事業紹介資料を作成して」といった形で、AIにやってほしいことを言葉で伝える行為です。
これはまるで、新人に仕事を依頼するのと同じ。目的・形式・対象読者などをしっかり伝えることで、AIはより適切な提案を返してくれます。逆に「いい感じで資料作って」では、期待通りの成果物は出てきません。
2-2. 生成AIプロンプト活用5ヶ条
プロンプト設計は生成AIの成果を左右する重要な工程ですが、同時にいくつかの注意点を押さえておかないと、「思っていた出力と違う」「業務に使えない」といった事態に陥りがちです。
ここでは、実務でプロンプトを使いこなすための基本的な心得を整理します。
- 1回で完璧は出てこない:初回出力はたたき台。そこから修正・追加指示を重ねていくのが基本です。
- 対話を重ねることが前提:AIは「一緒に考えてくれるチームメンバー」。一方通行ではなく、問い返しや再指示が大切です。
- マイクロマネジメントが効果的:「目的は?文字数は?形式は?」を細かく設定すると、精度が劇的に向上します。
- 育てる感覚を持つ:使えば使うほど、自分の言葉でより良い結果を得られるようになります。
- 都度、状況に合わせて作る方が楽:テンプレも便利ですが、状況に応じた柔軟な指示が実務ではより効果的です。

このようなポイントを理解したうえでプロンプト設計に取り組むことで、生成AIは“ただのツール”ではなく、“使い手の知性を拡張する相棒”へと変わります。
第1回 まとめ
生成AIは、単なる文章作成ツールではなく、「考える時間を短縮し、本質的な判断や企画に集中できる環境をつくるパートナー」です。
本セミナーでは、周知文書・議事録・企画書・プレゼン資料・アンケート分析といった、実務で直面する課題に対して、ChatGPTやGenSparkをどのように活用できるかを体系的に学びました。
✅ 生成AIを安全に使う基本がわかる
✅ プロンプト設計のコツで使いこなせる
✅ 実務に直結したAI活用演習で自信がつく
大切なのは、「完璧な一発出力」を目指すのではなく、「自分の思考を言語化し、対話によって精度を高めていく姿勢」です。
プロンプト設計は、そのための“問いかけ力”です。受講者の皆さんには、日々の業務にこのAI思考法を取り入れ、時間の使い方と成果物の質の両立を実現していただきたいと願っています。
そして、生成AIは進化を続けています。最新ツールの機能や制約、社内ルールを理解しながら、自ら使いこなす力を磨いていきましょう。
「人は環境によって変わる。だが、その環境を選べるかが、最大の意思決定である」
― 稲盛和夫(京セラ創業者)
資料のご紹介
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概要
【実務で使える!生成AI活用スライド教材】業務の生産性を劇的に高める第一歩
「議事録作成が毎回大変…」
「AIって難しそうで怖い…」
そんな声にお応えして、実務で役立つ生成AI活用法をスライド教材としてまとめました。
生成AIが初めての方でも安心して学べるよう、プロンプト設計のコツ・活用シーン別の演習・ツールの比較まで、体系的に解説。
この教材は、セミナー形式での研修資料としても、社内研修や自己学習用のテンプレートとしても活用可能です。
ChatGPTやGenSpark、NotebookLMなど、実際のAIツールを使ったハンズオン演習も網羅しており、すぐに実務へ転用できます。
📌こんな方におすすめ
業務効率化を目指すビジネスパーソン
社内DXの第一歩を踏み出したい方
生成AI研修を企画したい経営者・人事担当者
📦内容(抜粋)
なぜ今生成AIなのか?
AIとの対話が成果を変える「プロンプト設計5ヶ条」
ツール別の強みと選び方(ChatGPT/Gemini/Claude等)
実務で使える5大演習スライド(議事録・企画書・プレゼン・周知文・アンケート分析)
よくある悩みとその解決策
📁納品形式
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(全31ページ)
※「生成AIのプロンプト」は別売りになりますので、ご注意ください。
生成AIを「他人ごと」から「自分の武器」に変える第一歩として、ぜひご活用ください。
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※資料内で活用する「プロンプト」は別売りです。

