突然ですが...
今の仕事、AIに取って代わられるのでは?
定年後のキャリアに不安を感じていませんか?
60歳以降も働きたいけど、「このままのスキルじゃ通用しないかも…」
そう感じているあなたへ。
おはようございます。
経営指導員&中小企業診断士のセバスチャンです。
今回は、そんなあなたに贈る
「AIに奪われない人間力とは何か?」について、現役の経営指導員であり、中小企業診断士資格を取得した私セバスチャンが、わかりやすく解説いたします。
あなたはどっちになる?
AIを利用する人間は、いま明確に2つの層に分かれつつあるといわれています。
🔹 優秀層とは?
- AIリテラシーが高く、自身の能力も高い。
- タスクごとにAIの得意不得意を判断し、効率よく使い分けができる。
- ハルシネーションなどAIのリスクを理解し、適切に回避できる。
- AIを活用して生産性と時間を劇的に向上させ、自身の価値を加速できる。
🔸 非優秀層とは?
- AIを使ってはいるものの、リテラシーや判断力が足りない。
- 結果だけを見て「自分は使えている」と錯覚する危険がある。
- ハルシネーションなど誤情報に気づかず、リスクの中で仕事を進めてしまう。
実を言うと、私自身も昨年AIを使い始めたばかりのころ、ちょっとした出力に感動して「これはすごい!自分もうまく使えてる!」と勘違いしていた恥ずかしい経験があります。
でも実際は、仕組みも限界も知らず、ただ便利なツールに驚いていただけだったんです。だからこそ、今もなお学び続け、使い方を問い直しています。
たしかに、AIの導入によって新人や低スキル層の生産性が向上したという調査結果もあります。 これにより、一見「誰でもうまく使えている」ように見える状況、いわばAI時代のバグが発生しているのです。

しかしその裏には、 「自分が本当にAIを使いこなしているのか?」 「それとも、ただ便利なツールに使われているだけなのか?」 という問いを無視した、誤った成功体験が潜んでいる可能性も。
だからこそ、いま求められているのは、 結果だけでなくプロセスを見極める力、そして自分自身を客観的に振り返る目。もし今、DXやデジタルツールの活用に対して消極的だったり、「そんなもの必要ない」と思っているとしたら── その考え方こそが、知らず知らずのうちにあなた自身を“AIに取り残される側”へと仕分けてしまっているかもしれません。 これまでの成功体験や慣れたやり方にしがみつくのではなく、今こそ変化と学びを受け入れ、自分自身をアップデートするタイミングなのです。
AI時代、差がつくのは「AIを使える人間かどうか」
AIを使う人と使わない人の差…ではありません。
いま差がついているのは、**「AIを使って結果を出せるかどうか」**なんです。
実際、生成AIの利用者調査では以下のような結果が出ています
(出典:セントルイス連邦準備銀行「Generative AI and Job Tasks」、2024年8月・11月 米国就業者約1万人を対象とした調査より)。
AI利用頻度 | 週4時間以上の作業削減割合 |
---|---|
毎日使う人 | 33.5% |
週1回使う人 | 20.5% |
週1回未満でも効果を出した人 | 11.5% |
このデータが示しているのは、「使えばいいってもんじゃない」ということ。使い方を理解し、正しく使える能力が必要だという現実です。
さらに言えば、まだAIを触ったこともない、という人は今自分の置かれている状況に脅威を感じた方が良いでしょう。それほど、AIの波はすでに日常に迫ってきています。
使い方を理解し、正しく使える能力が必要だという現実です。
AI時代に必要な「人間力3.0」とは?
では、なぜ同じAIを使っても結果に差が出るのか?
それは、AIの使い方を左右する「人間としての力」が違うからです。私はこれを『人間力3.0』と名付けました。
人間力3.0とは、次の3つの力から成り立っています:
人間力3.0 = 読解力 × 言語化力 × 水平思考力
能力 | わかりやすく言うと | 日常での鍛え方 |
読解力 | 情報を正しく読み取る力 | ニュースや映画を見て要点をまとめてみる |
言語化力 | 頭の中の考えを言葉にして伝える力 | まず結論を話す練習、日記やブログで表現練習 |
水平思考力 | 視点を変えて柔軟に考える力 | 「なぜ?」を繰り返して仮説を立ててみる |
この3つの力は、決して特別な才能ではありません。 誰でもトレーニング次第で伸ばすことができます。
そして、中小企業診断士の学習プロセスは、これらを効率よく育ててくれる実践の場でもあるのです。

この3つはIQや記憶力ではなく、鍛えられるスキルです。
そして、中小企業診断士の学習プロセスこそ、これらを自然と育ててくれる設計になっているのです。
中小企業診断士は「AI時代の生存戦略」だった!
AI時代において、中小企業診断士を勉強することには大きな意味があります。
まず、試験勉強を通じて得られるのは単なる知識ではなく、論理的思考・情報分析・問題解決・提案力という、AI時代に必須となるスキルです。これは、ただの座学ではなく「どう問題を捉えるか」「どう構造化して判断するか」「どう伝えるか」という、まさに人間力3.0の実践トレーニングです。
さらに、この資格を取得することで、以下のようなメリットが得られます:
- AI時代の変化を味方につける視点が養える
- 中小企業の現場で即戦力として重宝される
- コンサルタント・経営アドバイザー・副業の道が広がる
- 定年後やセカンドキャリアでも活かせる普遍的スキル
- 自己成長を通じて自己肯定感が上がる
つまり、中小企業診断士とは「AIと共存してキャリアを築くための国家資格」なのです。
変化の激しいこの時代において、“資格取得そのものが目的”ではなく、 資格を通じて、自分自身をアップデートし続けることが最大の価値なのです。
中小企業診断士試験は、読解・分析・論理構築・提案までを総合的に問う国家試験。まさに、人間力3.0を鍛えるためのリアルな戦場です。

診断士試験が鍛える能力とAI時代の対応力
中小企業診断士試験科目 | 鍛えられる力 | AI社会での活用例 |
経済学・経済政策 | 読解力・論理的思考力 | データや統計の裏にある因果関係を読み解く力 |
財務・会計 | 数値処理力・言語化力 | 財務データを正しく読み解き、AI分析を活かす判断力 |
企業経営理論 | 水平思考力 | 経営課題の構造化と戦略立案、代替案提示 |
運営管理(生産・店舗・技術) | 構造化力・実行計画力 | 業務改善・効率化におけるAI導入の現場活用力 |
経営法務 | 言語化力・判断力 | AIが出力する情報の法的妥当性やリスクを見極める力 |
経営情報システム | ITリテラシー | AIやITを安全・効率的に使いこなす土台となる知識 |
中小企業経営・中小企業政策 | 読解力・俯瞰力 | 政策活用・補助金申請など制度理解を活かす活用設計力 |
まとめ:あなたは「使われる人」か、「使いこなす人」か?
いま、世界は「AIを使って生きる人」と「AIに使われる人」に分かれつつあります。
その境界線を越えるための鍵は、人間としての基礎能力の再構築です。
中小企業診断士の勉強は、その力を体系的に鍛える最高の道の一つ。
年齢も職歴も関係ありません。
最後に、このブログが、あなたにとって「よし、勉強を始めてみよう!」という一歩になれば嬉しいです。
やるか、やらないか。
行動した人にしか、未来は変えられません。

それではまたお会いしましょう。
中小企業診断士&経営指導員のセバスチャンでした!