おはようございます!中小企業診断士&経営指導員のセバスチャンです!
さて、今回のテーマはズバリ…
「その会議、ホントに意味ありますか?」
こんなお悩み、ありませんか?
- 毎回、会議が長引く。
- 決まらない。動かない。
- 結局、いつも同じ人だけが話してる…
もし心当たりがあるなら、それは「会議そのもの」が悪いのではなく、会議の進め方=“ファシリテーション”の問題かもしれません!
より意味のある養成課程の期間にするには、この技術を学んでおくことが重要!なにより、所属の会社に戻った時にも使える能力が、あなたに身についていること間違いなし!
実際に中小企業診断士養成課程で、私が実践した内容をご紹介。こんな内容は、講義では習いません!要チェック!
ファシリテーションとは?
ファシリテーションとは、
「会議の結論を導く」のではなく、「プロセス(進行)をリードする」スキル のこと。
中立な立場で場を整え、メンバー全員の意見を引き出し、合意形成へと導く…。 これができれば、あなたの会議はまるで別物に変わります!
ファシリテーションの3つの目的を明確にしましょう:
- 全員が納得する結論を出すこと
- 短時間で効率よく進めること
- 「この会議、意味あったな」と思ってもらうこと
鍵は「心理的安全性」と「合意形成」
まず大前提として、心理的安全性がなければ発言は引き出せません。
- アイスブレイク
- 発言を遮らない
- 意見の否定をしない
こうした“空気作り”が、ファシリテーターの大事な役割です。 そして、最終的なゴールは「決めること(合意形成)」。
ファシリテーションに必要な3つのスキル
1. 段取り力
- 議題・目的・時間配分を明確に。
- アジェンダを事前共有!
- 「準備が8割」と言っても過言ではありません!
2. 進行力
- 話が脱線しないよう軌道修正。
- 議論を時間内に収める。
- 全員の発言機会を確保!
3. 引き出す力(ファシリテーション・サイクル)
発散 → 収束 → 共有 → 決定
これを意識して進行すれば、メンバーは“話しやすく”“納得しやすく”なります。
対話を「見える化」せよ!ファシリテーション・グラフィック
言葉だけのやり取りには限界があります。だからこそ、ホワイトボードや模造紙を活用した“見える化”が重要なんです。
ファシリテーション・グラフィックのメリット
- 発言の活性化
- 議論の構造化
- 参加者の主体化
道具の準備と書き方のコツ
- マーカー3色(黒・赤・青)
- 付箋は「1枚1要素」
- リスト形式で記載、余白も忘れずに!
- 書くときの流れは、
- 傾聴 → 2. 復唱 → 3. 記載 → 4. 確認 → 5. 質問
構造化のスキルを磨こう!
- グルーピング(親和図法)
- フレームワーク(SWOT、ピラミッド構造、ツリー構造など)
- MECE、ロジカルシンキング
ファシリテーターの役割とは?
ファシリテーターは、
「結論を出す人」ではなく、「結論が出る場を作る人」
中立な立場を保ち、論点を整理しながら議論を進めていく人です。 そして、全員が「自分で決めた」と思える合意形成を促す…それが真の仕事。
管理職にも必要なスキル!
中小企業診断士になる方は、マネジメントのプロです。会社に戻ってから、管理職になる方がほとんどであるのも事実。だからこそ必須のスキルなんです!
管理職が全てを決める時代は終わりです。 方針は示しても、「プロセスは部下(や後輩)に任せる」ことで、自己決定感が生まれ、行動のコミットメントも高まります。
教えるだけでなく、「部下にファシリテーションをさせる」環境を!
実践例:中小企業診断士養成課程でのファシリテーション
グループワークで学ぶこのスキルは、診断士にとって必須武器。
進行フロー例
- 役割決め(班長・進行・書記・タイムキーパー)
- ルール決定(批判禁止、全員参加など)
- 情報収集と見える化(SWOTやピラミッド)
- 合意形成と戦略立案
- 報告書作成&プレゼン準備
- 振り返り(フィードバック)
具体的にもっと知りたい方はこちらの記事へアクセス!
養成課程では教えてくれないスキル。教えてくれないなら、学べ!養成課程が修了した時、真の実力を得るために。
WBS(Work Breakdown Structure)でスケジュール管理も最強に!
グループワークやプロジェクトを円滑に進めるためには、WBS(作業分解構成)によるスケジュール管理が極めて有効です。
WBSとは、プロジェクト全体の作業を小さな単位に分解し、それぞれに担当者・納期・成果物を設定する手法です。

WBSの導入メリット:
- 進捗の見える化:どの作業が終わっていて、どこが遅れているのか一目でわかる!
- 責任の明確化:誰がどこを担当しているかが明確に。
- チーム内の連携強化:依存関係が明確になり、無駄な待ち時間が減少!
例えばグループワークであれば、
- 【リサーチパート】資料収集・SWOT整理(担当:Aさん、期日:〇日)
- 【分析パート】ピラミッド構造まとめ(担当:Bさん、期日:〇日)
- 【戦略立案パート】提案書作成(担当:Cさん、期日:〇日) といった具合に、分解して一覧化するだけで、全体の見通しが格段によくなります。
ファシリテーターがWBSをうまく取り入れることで、会議もプロジェクトも「成果が出る場」に変わるのです!

あなたの本気度が試される。購入の場合は、良く調査して購入してください。ただ、他と違う実力のある診断士になりたい方だけおすすめです。
まとめ
「会議がうまくいかない」「何も決まらない」と嘆く前に、自分自身に問いかけてみてください。
「私は、プロセスをリードできているだろうか?」
ファシリテーションを学び、見える化を実践し、全員の知恵を引き出す。 そうすれば、あなたの会議は“最高の場”に生まれ変わります。
そしてその場をつくるのは…あなたです!
それではまた次回お会いしましょう!
中小企業診断士&経営指導員のセバスチャンでした!
参考書
実践力を身に着けたい方へおすすめ!以下は、携帯用基本書!