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【2025年度の試験予想】中小企業診断士1次試験【統計データ分析】

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おはようございます!中小企業診断士のGreatSebastianです。

今回は、【2025年度中小企業診断士1次試験の傾向】を知りたい方必見!

過去12年間の統計データに基づく、【科目ごとの難易度】と、【最後の2択で迷った時の選択肢】について、一挙公開します。

現在、中小企業診断士を目指している受験生のみなさん・・・

中小企業診断士1次試験って、受験する年度で、どの科目が難しくなるの?

どの科目に力を入れたら、合格率が上がるのかな?

など、多くの不安を感じていませんか?

私も受験生時代そうでした。ただひたすらに、がむしゃらに各科目を一生懸命細かく勉強し、多くの時間をかけました。

もちろん実力の先に合格があるのは間違いないのすが、今考えれば、統計データを基に戦略的に考えることで、意外な共通点に気づくことができたんです。

試験の内容そのものを教える動画は他にたくさんあります。本解説では統計データを基に、違った切り口をご提案できればと思います。

本解説を最後まで見て頂くことで、試験の戦略を立てることができ、中小企業診断士取得に一歩近づくこと間違いなしです!

それでは、さっそく解説に移ります!

前提

まず、はじめに、上記の前提を置きます。

統計資料が明確に表示されている期間が2013年度からですので、今年の統計で12年目になります。

本解説は、過去の統計データによる事実を基に、予想をしていますが、【過去問などの対策をやり切った後、試験当日に最後の選択肢で迷った場合の判断材料】として使用してください。

なので、例えば、ウの記号の確率が高いから、ウという単純な話ではないので、あくまでも参考として、解説を見てくださいね。

昨年の予想について

まずは、2024年度の予想について振り返りをしていきます。

経済学は、直近では、難易度が比較的高く推移しています。2024年度も予想とおり、合格率は15%に満たず、難化継続でした。

財務会計は、直近では比較的安定しており、合格率も15%を超えました。2次試験の出題科目でもあるので、ここを徹底して強化した受講生は、高得点を取れたのではないでしょうか?

企業経営理論は、難化予想をしていたのですが、大幅に合格率が跳ね上がりました。約40%であり、過去最高の合格率でした。2024年の得点源は企業経営理論だった結果です。しかし、ということは来年は・・・

運営管理は、予想どおり易化しました。しかしながら、想像を超える合格率であり、企業経営理論同様、過去最高の合格率でした。来年度はどうなるのでしょうか・・・

経営法務は合格率が15%を切り、3年ぶりにやや難化しています。

経営情報は、試験当日は難易度が上がったとのSNSの声が多かったのですが、結果は合格率が15%を超え、易化しました。

そして、今回はやはり大型地雷化したのが、中小企業経営政策です。とはいえ、えぐすぎる。予想はしていましたが、合格率5.6%!ちょっと、酷いですね。2019年以来の地獄の再来でした。ほどんどの方が、この科目にやられたと言えます。

全体の総括としては、企業経営理論と、運営管理で70点以上を出し、中小企業経営政策の40点~50点台を死守、その他の科目で55~65点を狙えた方が合格した結果といえます。

2024年度試験を受験された、みなさん、本当にお疲れ様でした。

ここで、2025年度の傾向を予測する前に、過去12年間、科目別地雷科目回数を見ていきます。

地雷科目とは、その年度で、合格率が10%未満の科目として、定義します。

まずは試験1日目の科目、経済学が1回。財務会計が2回。企業経営理論が3回。運営管理が3回です。

経済学や財務会計は合格率が高い訳ではありませんが、10%を切ることはほとんどなく、安定しています。

次に、試験2日目、経営法務が3回。経営情報システムが2回。中小企業経営政策が3回です。暗記三兄弟は、特に科目合格を目指す場合に沼にハマる可能性あります。

統計的な観点でお伝えするなら、中小企業診断士1次試験は、7科目で臨むことが、最も合格率が高いといえます。理由は、この表が表すとおり、必ず年に1科目、多い時では2科目が、合格率10%未満の超難関科目となるからです。

科目合格を狙っていくと、たまたまその年度に地雷科目だった場合、合格が遠ざかります。

私も全科目合格受験だったので、科目合格受験を否定している訳ではありません。

しかし、統計的な事実として、科目合格で全科目合格を目指す受験生の方は、7科目による60点平均合格よりも、より戦略的に進める必要があるといえます。

今後、科目別合格の戦略についての解説動画も出しますので、お待ちください。

経済学・経済政策の統計分析

ここからは、【科目別の推移】について、分析・考察をしていきます。

合格率推移

まず、1科目の【経済学・経済政策】についてです。

直近3年間の合格率は、10.5%、13.1%、14.3%であり、中央値が20.2%なので、その差は4%~6%あり、難易度は比較的高く推移している傾向です。

しかしながら、10%未満の合格率は2013年度以来発生しておらず、比較的安定している科目といえます。

さきほど解説した、過去12年の地雷科目回数でも、経済学はわずか1回です。

しっかり、過去問で対策することで、安定した点数を取ることが可能な科目の1つです。苦手意識を持たずに、毎週最低1回は勉強の時間を取るようにしましょう!

選択肢割合の分析

過去12年間の選択肢をまとめ、ChatGPTを活用し、分析を統計的な観点で実施しました。

繰り返しになりますが、選択肢の統計分析については、あくまで過去問など対策をやりきった先の最後の選択肢で迷った場合の判断材料です。いきなり、記号の確率だけで判断するものではないことを、くれぐれもご承知おきください!

12年間の選択肢割合は、ウが最も多く、次にエが多い状況です。ただし、あくまで12年間のトータルであるので、次に直近3年間のトレンドを確認します。

直近では、エの選択肢割合が安定的であることと、オの選択肢割合も増加している傾向がありますので、以前のように最初からオを選択肢から除外することは危険な選択といえます。

直近3年間のデータに基づいた、最後に2択で迷った時の、統計分析による選択をまとめました。

この表は一例です。

【以下はblog掲載のみ】

全ての組み合わせは以下のとおり。

2択推奨回答一覧

「ア」または「イ」の場合を選択する方が正当率が高いです。
「ア」または「ウ」の場合を選択する方が正当率が高いです。
「ア」または「エ」の場合を選択する方が正当率が高いです。
「ア」または「オ」の場合を選択する方が正当率が高いです。
「イ」または「ウ」の場合を選択する方が正当率が高いです。
「イ」または「エ」の場合を選択する方が正当率が高いです。
「イ」または「オ」の場合を選択する方が正当率が高いです。
「ウ」または「エ」の場合を選択する方が正当率が高いです。
「ウ」または「オ」の場合を選択する方が正当率が高いです。
「エ」または「オ」の場合を選択する方が正当率が高いです。

あくまで、確率です。昨年度のように「オ」が以上発生する場合もありますので、どちらが良いか決めかねた場合の、時短の参考としてくださいね。

なお、全期間と比較したときの違い2つのみでしたので、それ以外の傾向は、全期間でも直近3年間でも統計上同じ動きをしている事実はあります。

【以下はblog掲載のみ】

(ア, ウ):直近3年間では「ア」が推奨されていますが、全期間では「ウ」が推奨されています。(ア, オ):直近3年間では「オ」が推奨されている一方、全期間では「ア」が推奨されています。

それにしても、ChatGPT大活躍です!近いうちにChatGPT解説動画も出しますので、少々お待ちくださいね!

財務・会計の統計分析

次に、「財務会計」の統計分析を見ていきます。

合格率推移

まず、合格率の推移ですが、直近3年間では、13.3%、14.2%、15.1%と安定した合格率で推移しています。

財務会計は2次試験の必須科目でもあるため、徹底的にやり込むことで高得点を狙うことも可能といえます。経済学と財務会計以外の難易度にバラつきがあるため、戦略的に、この2科目は別枠で毎週徹底していくことが合格の近道です。

経済学と財務会計を制すものは、中小企業診断士1次試験を制すと言っても過言ではありません。

選択肢割合の分析

続いて、ChatGPTを活用した統計分析結果をお伝えします。

過去12年の傾向を見ると、ウが明らかに突出して多い傾向がありました。

ただし、直近ではウも依然として高くは推移していますが、傾向としてイが突出。アが明らかに選択肢として低く推移しています。

直近3年間のデータに基づいた、最後に2択で迷った時の、統計分析による選択をまとめました。

最終的に2択で迷った時の選択肢の統計確率は、上記の表のとおりです。その他、全ての組み合わせは以下となります。

【blogのみ記載】

「ア」と「イ」の場合:「イ」を選択する方が正当率が高いです。
「ア」と「ウ」の場合:「ウ」を選択する方が正当率が高いです。
「ア」と「エ」の場合:「エ」を選択する方が正答率が高いです。
「イ」と「ウ」の場合:「イ」を選択する方が正当率が高いです。
「イ」と「エ」の場合:「イ」を選択する方が正当率が高いです。
「ウ」と「エ」の場合:「ウ」を選択する方が正当率が高いです。

全期間と比較したときに、異なる点は、「イ」と「ウ」を比較したときに、「ウ」の選択割合が高い点のみです。他は同様の統計結果でした。

企業経営理論の統計分析

続いて、企業経営理論の統計分析について見ていきます。

傾向を見ると、約30%近い合格率を出した年度の次の年度は、大きく合格率が下がる傾向があります。2024年度が、合格率40過去12年間で最も高いどころか、こんなに高い合格率を示すことは他の科目も含めほとんどないため、来年度は地雷化候補と言えます。

企業経営理論は、文章による曖昧な表現が多く、難しくしようと思えば、いくらでも難しく設定ができる鬼門です。しっかり対策を取りつつ、他の科目で高得点を取る戦略が必要かもしれません。

選択肢割合の分析

続いて、ChatGPTを活用した統計データを見ていきます。

過去12年間では、比較的イとエがやや高い傾向ですが、オ以外は全体的に平均している特徴があり、非常に選択肢が選びづらい構成割合となっています。

直近3年間の傾向は明らかにアの割合が高くなっています。そしてウが全体より、少ない傾向があります。

直近3年間のデータに基づいた、最後に2択で迷った時の、統計分析による選択をまとめました。

最終的に2択で迷った時の選択肢の統計確率は、上記の表のとおりです。その他、全ての組み合わせは以下となります。

【blogのみ記載】

「ア」と「イ」の比較:正答率が高い選択肢: (58.1%)
「ア」と「ウ」の比較:正答率が高い選択肢: (63.2%)
「ア」と「エ」の比較:正答率が高い選択肢: (58.1%)
「ア」と「オ」の比較:正答率が高い選択肢: (72.0%)
「イ」と「ウ」の比較:正答率が高い選択肢: (55.3%)
「イ」と「エ」の比較:正答率が高い選択肢: (55.9%)
「イ」と「オ」の比較:正答率が高い選択肢: (71.4%)
「ウ」と「エ」の比較:正答率が高い選択肢: (52.7%)
「ウ」と「オ」の比較:正答率が高い選択肢: (68.8%)
「エ」と「オ」の比較:正答率が高い選択肢: (69.6%)

全期間と、直近3年間を比較した場合は、3つ異なる点がありますが、その他の傾向は同じです。具体的には以下に示します。

【blogのみ記載】

「ア」と「イ」の比較
全期間: 正答率が高い選択肢 (51.1%)
直近3年間: 正答率が高い選択肢 (58.1%)

「ア」と「ウ」の比較
全期間: 正答率が高い選択肢 (50.2%)
直近3年間: 正答率が高い選択肢 (63.2%)

「ア」と「エ」の比較
全期間: 正答率が高い選択肢 (51.1%)
直近3年間: 正答率が高い選択肢 (58.1%)

運営管理の統計分析

続いて、運営管理の統計分析を見ていきます。

統計データでは、3年ごとに地雷化している傾向です。2024年度は、合格率26.8%と、過去12年間では最高でした。企業経営理論が地雷化するのか、運営管理が地雷化するのか、それとも2つとも地雷化するのか、悩みどころです。

この統計データで判断するなら、来年度は難化するが、地雷化までしない可能性もあります。しかしながら、企業経営理論同様に嫌な予感がするので、しっかり対応をした中で、他の科目で高得点を取る準備をしましょう!

選択肢割合の分析

続いて、ChatGPTを活用した統計データを見ていきます。

過去12年間の統計では、明らかにウが突出して高く、アとオが低い結果となっています。

直近3年間では、ウの選択割合が下がり、エの選択割合が高くなっています。一方で、アはさらに低下。オの選択割合は増加しているという結果でした。

直近3年間のデータに基づいた、最後に2択で迷った時の、統計分析による選択をまとめました。

最終的に2択で迷った時の選択肢の統計確率は、上記の表のとおりです。その他、全ての組み合わせは以下となります。

【blog記事のみ】


アとエ:エ (75.00%)
アとイ:イ (72.09%)
アとウ:ウ (70.73%)
エとオ:エ (64.29%)
アとオ:オ (62.50%)
イとオ:イ (60.78%)
ウとオ:ウ (59.18%)
ウとエ:エ (55.38%)
イとエ:エ (53.73%)
イとウ:イ (51.67%
全期間と、直近3年間を比較した場合は、4つ異なる点がありますが、その他の傾向は同じです。具体的には以下に示します。

【blog記事のみ】

アとオ
全期間:アが67.61%
直近3年間:オが62.50%
違い:全期間ではアが優位でしたが、直近3年間ではオが選ばれる割合が高くなっています。

ウとエ
全期間:ウが56.54%
直近3年間:エが55.38%
違い:全期間ではウが選ばれていましたが、直近3年間ではエが僅かに上回っています。

イとウ
全期間:ウが55.68%
直近3年間:イが51.67%
違い:全期間ではウが優位でしたが、直近3年間ではイの方が選ばれやすくなっています。

イとエ
全期間:イが50.87%
直近3年間:エが53.73%
違い:全期間ではイが僅かに優勢でしたが、直近3年間ではエが優位になっています。

続きは、来週アップします!

まとめ

はい!ということで、ここまで【2025年度中小企業診断士1次試験の傾向】について解説をしました。

少し長くなりましたので、残りの科目と、2025年度予測の総括は後半で解説していきます!

それでは、次回またお会いしましょう!

今回も解説を見ていただきありがとうございました!

※GreatSebastianSchoolは、【スタディング】と提携しています。

ABOUT ME
Great Sebastian
Great Sbastian School 学長 Great Sebastian 専門分野(店舗管理/店内製造/衛生管理/管理会計/景況調査/補助金審査) 資格(中小企業診断士・第一種衛生管理者・調理師・2級(FP/簿記/販売士) 【あなたを中小企業診断士にしたい!】

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